上高地から流れる梓川の水利用と探検学習④

授 業 名 上高地から流れる梓川の水利用と探検学習④

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立波田小学校
実施学年、学級

参加人数

3年4組 29人
担当者 担任
実施日(期間) 令和6年9月13日
講師名 合同会社リトルピークス
実施概要 ○身近な梓川の源流が上高地にあることを知る。
○同じ川でも、流れの違いや色に違いがあることに気づき、川への愛情を深める。
実施状況
(授業風景)
○上高地の梓川に沿って歩く。

上高地の梓川を上流に向かって歩いた。川の水は透き通っている。場所によってはエメラルドグリーン色に見えて美しい。
波田の梓川とは明らかに見え方が違う。この水が私たちの住んでいるところまで流れている。
周りの景色もとても美しい。右手後方には焼岳がそびえたっている。勇壮で迫力のある姿をはっきりと見ることができた。

○河童橋近くの河原で遊ぶ

昼食のおにぎりを食べた後は、河童橋近くの河原に降りて、遊んだ。水に手を入れてその冷たさや感触を楽しむ子、きれいな石を探す子、石をめくって生き物を探す子、など思い思いに河原でのひと時を楽しんでいた。

○川の始まりをたどる

梓川に注いでいる支流の一つ、清水川の源流を訪ねて歩いた。水のきれいさは抜群。川底まではっきりと見ることができる。水草も美しい。川の中に手を入れてみると、指先がしびれるほど冷たい。
しばらく歩いていくと、だんだんと川の流れがゆっくりとなり、水量もずいぶん減ってきた。するとそのうち流れが全くなくなったところまできた。見た感じはただの森。しかし、この樹木や植物が生い茂っている下からは水が染み出している。ここが清水川の始まり。「こうやって川はできているんだ。」と子どもたちも納得した様子だった。
帰り道で見た、美しい穂高連峰。「なんか、壁紙みたいだね・・・」つぶやく子。この景色を守りたい、と話していた子がいたのが印象的だった。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・上高地の景色がとてもきれいでした。梓川は、波田の梓川よりも水か透き通っていました。それは、砂が白いからだとガイドさんが教えてくれました。
・清水川の水が澄んでいてきれいでした。手を入れてみると冷たすぎてじんじんして痛かったです。
・バスターミナルのところで上高地の水を汲みました。普段飲んでいる水と比べるととてもおいしくて、家族と大切に飲みました。

2 先生方の感想、要望等

・天候にも恵まれ、上高地の素晴らしい景色を見ることができ、子どもたちにとって大変貴重な経験となった。
・清水川を上流に向かって歩き、流れがなくなるところまでたどったことは、川の始まりを理解するには大変有用な活動であったように思う。また、河童橋付近の河原に降りて、梓川の河原で遊べたことも、波田の梓川とのつながりを意識できてとてもよかった。