災害時の火起こし調理

授 業 名 災害時の火起こし調理

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 茅野市立米沢小学校
実施学年、学級

参加人数

6年 34人
担当者 担任
実施日(期間) 令和7年2月14日
講師名 株式会社 木葉社/八ヶ岳ブッシュクラフトスクール
実施概要 ・生きるために5要素の話
・火起こし
・調理(湯沸かし、蒸しパン作り)を楽しむ。
・まとめ
実施状況
(授業風景)
「サバイバルって意味は知っているかな」「生きるための5要素はなんだかわかるかな」と、興味を持ち話に聞き入っていった。

麻紐をほどいて着火に使った。
はじめは一人一人ファイヤースターターで火を付ける練習を行った。
「あれ…つかないな」「風が強くて」「火花は散っているのに」

アイラップに「ホットケーキミックス、卵、水」を入れ、耳たぶくらいに混ぜる、もみもみ。
「このくらい混ざれば大丈夫かな」
「これがどんな風に蒸しパンになっていくんだろう」
「早く食べたいよ~」

班ごとに火起こし
火が起きると、バチバチ燃えだし歓声が上がる。大鍋に湯を沸かし、グラグラし始める頃、2本の菜箸にプリ袋をつるし、お湯の中に投入。火を絶やさないように、薪をくべていく。
「もっと薪を持ってくるね。」「奥まで火があったほうがいいよね」
「次、変わろうか」「ありがとう」

「生地が固まってきたよ」
「お湯につかるようにひっくり返すといいみたいよ」
「やったー、もう食べたいよ」
お腹がグーグーとなり始めた頃、調理が終わったようです。
火が通った班から、鍋からポリ袋を取り出し、「いただきます」「おいしいー」
「あったかくておいしいね」「チョコがもっとあるといいな」
なんて会話が弾みました。

・火は多機能→のろし、動物よけなど
・自分の五感を信じ、いっぱい失敗してください。
とお話をしていただきました。
今後もこの活動に意欲をもつ子も多く、
「中学校の担任の先生に、こんな授業をやりたいよってお願いしてね」
って子どもに話しながら今日の授業は終了した。
片付けも子どもができることは行い、火の始末は木葉社さんにお願いしてしまいました。
とても有意義な授業でした。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・生きるための5要素の順番が予想と全然違って驚いたことと、もし災害が起こったときなどに気をつけなければいけないと思いました。
・蒸しパンが外で作れるなんて思ってもいなかったので、いい体験になりました。ぜひ家でも作ってみたいです。
・火を起こしてすぐに木をたくさん入れてしまって火が消えて大変だった。
・また今度は中学でブッシュクラフトをやってみたい。

2 先生方の感想、要望等

・生きるための5要素のお話が、子どもたちには新鮮かつ驚きの内容でした。講師のもつ引き出しの中のお話をもっと聞きたかった。別日に設定するといいと思った。
・キャンプの時は、ファイヤースターターを使った火起こしは苦戦したが、今回は2度目だったこともあり、麻紐を使った着火がすぐに火がつき歓声が上がっていた。
・カレーの湯煎調理は経験していたが、おやつも作れるとはと、子どもたちも興味津々で、家でもやってみたいと言う子が多かった。
・万が一の時に、今回の体験が人の役に立てばいいなと思った。まだまだ学びが多い防災教育を今後も機会を設け取り組んでみたい。