梓川&奈良井川&犀川ラフティング

授 業 名 梓川&奈良井川&犀川ラフティング

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立安曇小学校
実施学年、学級

参加人数

5・6年 6人
担当者 担任
実施日(期間) 令和6年9月4日
講師名 合同会社リトルピークス
実施概要 ・上高地から流れ出た梓川が木曽を源流とする奈良井川と合流し、犀川となっていく様子を見る。
・信濃川水系中流域の川の様子を観察し、上流と下流との違いを実感する。
・実際にラフティングすることを通して、川のもつ侵食・運搬・堆積作用の力を実感する。
実施状況
(授業風景)

初に、ガイドの小峰さんから、川での安全な遊び方やボートから落ちたときの対処法などを教わる。その後、奈良井川で初めてのラフティングに挑戦。思っていた以上に川の流れが速いことに驚く子どもたち。流れの速さを体感した。
奈良井川と梓川が合流する地点の中州に上陸。川の働きである侵食・運搬・堆積の様子を観察した。梓川の最終地点にも行き、水の冷たさや透明度の高さも感じることができた。石を見ればどの山から流れてきたか分かると教わり、石の見方も広がった。


川の流れの変化によって生じた「天然のプール」に立ち寄り、泳いだり、飛び込んだりして川に親しんだ。最初は怖がってロープで引っぱってもらっていた子も、後半は自ら川に飛び込み一人で対岸まで泳ぐことができた。


最後は犀川をゆったりとラフティング。毎日学校から見ている梓川が奈良井川と合流し、さらに大きな流れとなってその先へと続いていくことを実感することができた。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・自然から教わることはたくさんあるなと思いました。川の上から地上を見ると、いつも見ているような景色じゃなくて、すごく壮大な感じがしました。
・川は車から見るとゆっくり流れているように見えるが、意外と速いスピードで流れていくのが驚きでした。川を下っていくと白い波の所でボートがゆれたり、岩にぶつかって向きが変わったりして、そういうのがおもしろいからラフティングは楽しいのだと思えました。
・槍・穂高・霞沢岳のような山から来ている石と乗鞍岳と焼岳の火山岩があり、それらがけずられたりした石が川にはありました。つまり、山のかけらが川にあるということでした。川だけではなく、石や岩のことも知れてよかったです。

2 先生方の感想、要望等

・ラフティングをしながら、理科の内容である川の作用(侵食・運搬・堆積)を実際に確かめることができ、良い学習となった。
・水しぶきを浴びながら波に乗り、川の流れに身を任せる感覚は、普段の生活では味わえない刺激的な体験だった。最初は不安を感じていた子も、リトルピークスの皆さんの温かいサポートのおかげで、自然との一体感を感じながらのびのびとチャレンジすることができた。
・ふるさとの川を体感し、川での遊びを楽しめたことは、ふるさとの自然を見つめ直し、大切にしたいと思う心につながると感じた。