犀川下り 5年2組

授 業 名 犀川下り 5年2組

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立田川小学校
実施学年、学級

参加人数

5年2組 19人
担当者 担任
実施日(期間) 2023年9月14日
講師名 合同会社リトルピークス
実施概要 8人乗りボートに乗って犀川を下る体験
・平瀬緑地から白鳥湖までのスリリングな約8kmの冒険
・水上から望む北アルプスの山脈や川辺の植生等、大自然を体全体で体感
・ウェットスーツやライフジャケットを身に着け、川辺の活動における安全講習12:20準備ー13:00バス乗車ー13:30平瀬緑地ー14:00ボート乗船ー15:00ゴールー15:30アクアピアにてバス乗車ー16:00学校着
実施状況
(授業風景)
ボートから落ちた場合の対処方法などについて講師の先生から教わりました。今回はウェットスーツを着ていましたが、これが洋服の場合は、体にまとわりついて大変だと感じました。

周りのボートの動きを確認しながら川を下りました。「1,2」と声をかけながら協力してパドルをこぎました。河床の岩に当たるとボートが大きく動き、川の流れの強さを感じました。

流れのある川で泳ぐ体験をしました。泳ぎが上手な子でも流されてしまうなど、いかに難しいかということを実感することができました。無理に無理に泳がず、ラッコのポーズで浮いて待つことが大切だと分かりました。

流れのゆるやかなところで、ボートへ上がる体験をしました。子どもの力では上がることが難しく、万が一ボートから落ちてしまったときは、慌てず救助を待つことを学びました。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・7月に田川で生き物探しをしたことを思い出し、「奈良井川って田川とつながっているの?」と質問する子がいました。
・「魚は泳いでいますか」と質問する子がいました。7月に、田川で魚を捕まえたことと関連付けて質問する姿だと思いました。
・川で泳ぐことがいかに難しいことであるか実感し、「泳げないよ」「無理だよ」「もし川に落ちたら泳がない方がいい。浮いて助けを待つしかない」とつぶやきました。命を守る行動について確認し、体験することができました。

2 先生方の感想、要望等

・7月には、地域の講師を招き、川の生き物探しの活動をしました。そこでヤゴなどの水生昆虫のほか、ヨシノボリなどの魚が住んでいることを知りました。今回は、川の流れがつながっているという視点で犀川や奈良井川を下る体験をし、生き物が住みかとしていることに気が付く子供がいました。授業後には、この意見を取り上げて位置づけ、環境を守ることにつなげました。
・5年社会科では、2月に日本の環境を守ることについて学びます。今回、川下りや7月の生き物探しなどの活動をとおして子どもは環境についての知識や経験を積むことができました。これらの体験を想起しながら社会科の学習を進め、よりよい環境を後世に残していこうとする態度を育んでいけるよう学んでいきたいと思います。