行ってみよう上高地 1.陸上

授 業 名 行ってみよう上高地 1.陸上

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立安曇小学校
実施学年、学級

参加人数

1・2年  5名
担当者 担任
実施日(期間) 2020年8月25日
講師名 川の自然と文化研究会(NPO)
実施概要 前回の上高地学習では、上高地にいる生き物や植物の話を聞き、「行ってみたい!」という意欲を高めた。

今回の学習では、意欲を高めた状態で上高地に出かけ、豊かな自然とふれあうことを目的とした。

実施状況
(授業風景)

上高地に到着し、講師の美馬さんから河童橋周辺から見える山脈の説明を受ける児童。上高地に活火山(焼岳)があることに驚いていた。安曇小学校と上高地の気温の違いも説明してもらい、山に登れば登るほど涼しくなるということを知った。

梓川の近くまで移動し、耳を澄ませて川の音を聞いた。講師の中澤さんから「林の中と川の近くだと、どちらが生き物は住みやすいと思う?」と聞かれ、「林の中の方が、隠れるところが多くて住みやすいと思う。」と答えていた。

「動物や虫は、大きな足音を立てると隠れてしまうから、キツネのように静かに歩くんだよ。」と「キツネ歩き」という歩き方を教わって、楽しみながら実践していた。

清水川付近に移動し、川の水を触ってみた。美馬さんが水温計を持ってきてくださり、水温を測ると8度で児童は大変驚いていた。

最後のまとめの時間では、1人1人が感想を述べた。初めて見たものや、触った水の冷たさ、花の匂いを嗅いだことなど、五感を使ったことが印象に残った様子だった。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・山の上が白かったから、雪が残ってるなって思った。どうして残ってるんだろうって思った。(1年Aさん)

・ざとうむしを触るのは怖かったけど、軽くて持ってる感じがしなかったから怖くなくなった。(1年Bさん)

・川で魚を4,5匹見つけられた。水がとても綺麗で、魚も気持ちいいだろうなと思った。(2年Aさん)

・初めての上高地だったけど、涼しくて空気が綺麗だなと思った。今度は家族と一緒に来たい。(2年Bさん)

・たくさんの花や虫を見つけることができて嬉しかった。今度また来るときも「キツネ歩き」をしてたくさんの生き物を見つけたい。(2年Cさん)


2 先生方の感想、要望等

前回の上高地学習を通して、児童の「行ってみたい」という意欲が高まった中で学習が進められたのがよかった。前回興味を持った魚にも出会うことができ、とても満足そうだった。講師の先生から、「自然の中には、毒があったり、とげがあったりして人間に優しいのもばかりではないんだよ。だから、わからないものは調べようね。」という話が印象に残った。現地に行って、低学年のうちに上高地の豊かな自然とふれあうことで、高学年になって、地元の良さやありがたみに気づくことができると思った。