3の4 ツリーハウスプロジェクト 出会い
授 業 名 | 3の4 ツリーハウスプロジェクト
【「信州環境カレッジ」補助事業】 |
実施学校名 | 松本市立島内小学校 |
実施学年、学級
参加人数 |
3年 28名 |
担当者 | 担任 |
実施日(期間) | 2018年 10月15日 13:50~15:25 |
講師名 | 寿さと山くらぶ |
実施概要 | ①ツリーハウスを作るときに必要な基礎知識や心構えを知る。
②実際にツリーハウスに使うモミジの木について知る。 ③今後の見通しをもつ。 |
実施状況 (授業風景) |
鈴木さんと出会い、自分たちが選んだモミジの木のことや、これまで考えてきた設計図について、鈴木さんに説明する子どもたち。 すると、鈴木さんから、「ツリーハウスを作るときに、大切にしなきゃいけない事ってなにかな。」と質問。子どもたちからは、「みんなが入れること。」「安全にできること。」「みんなが楽しめること。」などの答えが出た。鈴木さんから、「一番考えてほしいことは、実は、モミジの気持ちを考えることなんだよ。」と一言。木の太さから、150年前程からモミジの木があることも知り、子どもたちは、驚きの声をあげていた。 みんなが乗ったらどれくらいの広さが必要なのか、実際にどれくらいの重さなら耐えられそうなのかを考えた。
実物を見て考えてみよう、ということになり、北校舎横にあるモミジの木の前で、どんなツリーハウスにしていけばよいか、どのようにツリーハウスを作っていけばよいかを考えた。 根の張り方について教えていただいたり、土の軟らかさを実感していた。 そのあと、モミジの木の気持ちを考えるために、木に耳をあて、木の幹から聞こえてくる音を聞いた。音が聞こえなくても、「ざらざら、ごつごつしているよ。」「木のにおいがした。」など、五感を研ぎ澄ませながら質感を確かめていた。 最後に、次回からの活動の計画を立てた。木に「これからよろしくお願いします!」とあいさつをし、次時への意欲を高めた。 |
授業について | 記 入 者 | 担任 |
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等
・ツリーハウスを作るときに大切なことは、「みんなが楽しく遊べる」ことだと思っていたけれど、「木に優しく」ということが一番大切だということが分かって、自分たちが楽しいだけじゃなく、木にも優しいツリーハウスを作っていきたいと思った。 ・モミジの木が100年以上もあの場所に立っているなんて思ってもみなかった。大切に使っていきたいと思った。 ・こんなに木に触ったりふれあったりすることは今までなかった。木に耳をあてたとき、音はしなかったけれど、大切に使っていく気持ちを伝えられたと思う。
2 先生方の感想、要望等 ・木に触れ合う活動を通して、これまでは「自分たちにとって」「みんなにとって」と、作る側や使う側の立場から考えてきた子どもたちが、鈴木さんの話の「木にとって」「周囲の自然にとって」と、木の気持ちを考え、優しく扱っていこうという他者意識が芽生えた授業であった。自然とふれあう中でとても大切な観点を教えていただいた。 ・「木にやさしい」ツリーハウスを作っていくために、なるべく釘などは使わないでいきたい、という意見が子どもたちから出てきたため、ロープを使っていこうということになった。次回は、ロープの基本的な結び方を教えていただく。 |