防災体験学習

授 業 名 防災体験学習

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立旭町小学校
実施学年、学級

参加人数

4年 31名
担当者 担任
実施日(期間) 2023年11月7日
講師名 すえなみブッシュクラフトスクール
実施概要 ・防災のタイムラインと命をまもる5つの要素(火・水・空気・シェルター・食料)についての話。
・火の役割について話し合う。(調理・暖をとるなど)
・模擬的に机の上で新聞紙を組んでみる。
・外に出て、新聞紙、ボールを用いて火起こしをし、水を入れたスチール缶でお湯を沸かしてみる。
実施状況
(授業風景)

命を守るために必要なものは何かを出し合いました。「食料!」と答える子が多い中、末次さんから「人は体温が下がると3時間も生きていられない。」という話を聞き、命を守る5つの要素について関心を高め、話を聞きました。
また、「火」には、どんな役割があるのかな?調理や暖をとる以外に「ここにいるよ、と相手に伝えることができる。」という意見が出てきました。

新聞紙2枚を使って、どうやってうまく火をおこし、おこした火を維持できるか、班の友だちと話し合いました。新聞紙でスチール缶の周りを覆ってみたり、新聞紙をねじって使ってみたりと、よりよい方法を探しました。

実際に外に出て、自分たちで考えた方法で着火しました。スチール缶には水を入れてあります。
熱々のお湯を沸かし、ココアが飲めるようにと、火からあげるタイミングもそれぞれ考えました。

熱々のお湯を沸かすことができた子のカップをさわらせてもらいながら、「どうやったの?」と尋ねたり、「もう少し待てばよかったのか。」と自分たちの方法をふり返ったりしていました。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・今まで、食料や水が大事だと思っていたけど、末次さんの話を聞いて、体温を守ることや空気も大事なのを知ることができました。
・命を守る5つの要素について初めて知ったので、旭町小学校のみんなにも知ってもらいたいと思いました。防災パンフレットにものせようと思います。
・初めは、新聞紙2枚だけで火を起こしたり、お湯をわかしたりすることなんてできないと思っていたけど、思っていたよりも早くお湯をわかせて驚きました。お湯がぬるかったので、次はもう少し待ちたいと思いました。

2 先生方の感想、要望等

社会科で自然災害(地震)について学ぶ中で、防災を楽しみながら学べないかと、すえなみブッシュクラフトスクールさんに相談したところ、命を守る5つの要素についてのお話や、火起こし体験をさせていただくことができました。末次さんから、「失敗も大切な学びであること、失敗することで次はどうすればよいかと考えられること」を教えていただき、子どもたちが失敗をおそれず、自由な発想で火起こしの方法を考え、楽しみながら防災学習をすることができました。