マイ箸づくり・裁縫作業指導(マイ箸収納袋制作)

授 業 名 マイ箸づくり・裁縫作業指導(マイ箸収納袋制作)
実施学校名 信州大学教育学部附属松本小学校
実施学年、学級

参加人数

4年東組(34名)
担当者 担任
実施日(期間) マイ箸づくり:平成27年7月14日(火)

裁縫作業指導:    〃  21日(火)

講師名 マイ箸づくり:寿鉋の会

裁縫作業指導:松本市ボランティアセンター

(松本市社会福祉協議会内)

実施概要 1 日本に伝わる箸の文化や生活に根ざしているヒノキの特徴などから、伝統的な刃物や工具の使い方や便利さに及ぶまで、製作手順だけでなく歴史と文化に興味を持つような講話を聴いた。

2 環境問題に触れ、「ヒノキの間伐材で作るマイ箸」と「家庭にある端切れを活用した箸袋」を製作する意義を考えながら、実習を行った。

実施状況 (授業風景) mH28.p29.1

かんなやナイフの説明を受ける

mH28.p29.2

体で使い方を教わる

mH28.p29.3

肥後守ナイフを使って切り出し

mH28.p29.4

糸の通し方を教わる

 

実施状況 (授業風景) mH28.p30.1

縫い方の指導を受ける

mH28.p30.2

出来上がった箸袋

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・ぼくは、箸づくりをなめていて30分ぐらいでできると思ったけど、すごく時間がかかりました。自分の腕で作ったものだから愛着がわきました。この箸を大切にしようと思います。

・少し難しかったけど自分の箸ができました。家に帰ってみせるとお母さんが「すごいね」と言ってくれました。ずっと大切に使いたいです。

・鉋の会の先生にいっぱい聞いて、うまくどうしたらできるか知ることができました。これからは、家族全員分を作りたいのと、他の材料で作って比べてみたいです。

・かんなの会の人が分かりやすく教えてくれたので、自分ではいいのができたと思いました。私はマイ箸を作る楽しさとエコをいろいろな人に知ってもらいたいなと思いました。

・針と糸を使うのは初めてだったけど、ボランティアの方たちがとても丁寧にやさしく教えてくれたので、上手に出来上がりました。

・私の家にあったお気に入りの模様の端切れで箸袋ができました。これからはマイ箸を入れて持ち歩きたいなと思います。

2 先生方の感想、要望等

・寿鉋の会の皆さんは、念入りな下見と打ち合わせを行い、どうしたら子どもたちが安全に、楽しくできるかを考えてくださった。様々な治具の準備や切れ味のよい刃の調整などから、道具を大切にすること、ものづくりは工夫が大切であることも学んだ。

・マイ箸も箸袋も全員が時間内に完成し、達成感を味わうことができた。

・環境問題をこれから考えていくための入り口として体験したが、この実習を通して身近なものやことから「もったいない」に気づく視点を得ることができた。この後、環境に関する学習を続け、その成果を11月に全校に向けて発信した。