生ごみ処理機を使用した堆肥づくりの授業
授 業 名 | 生ごみ処理機を使用した堆肥づくりの授業 |
実施学校名 | 松本市立鎌田小学校 |
実施学年、学級
参加人数 |
4年1組 参加人数(33名) |
担当者 | 担任 |
実施日(期間) | 平成23年6月23日(木) |
講師名 | ㈱キクイチ |
実施概要 | 1、小型の生ごみ処理機を借りて教室の廊下に設置し、処理機を使用した堆肥の作りかたや、微生物による資源循環についての話を聞きました。
2、約3カ月間、自宅から持ち寄った野菜くずなどを処理機に入れて一次発酵堆肥を作りました。一次発酵堆肥を協力業者が回収し、2次発酵させて堆肥を完成し、学校に納入しました。自分たちで作った堆肥で花壇(学年・学校)の整備をしました。また、一人一鉢のイチゴ栽培、プランターでの小松菜栽培も始めました。 |
実施状況 (授業風景) | ![]() ![]() 《堆肥を作ろう》 みんなにも知ってもらおうと、お知らせポスターをかきました。 毎日グループごとに生ゴミを持ち寄って入れました。堆肥が完成しました。
《堆肥を使って育てよう》 ①一人一鉢“イチゴ栽培” 堆肥と土を混ぜて一人ひとり自分のイチゴを大事に植えました。ベランダに並べ、寒さに耐え丈夫に育っています。 ②小松菜を育てよう グループごとに1つずつプランターに種をまきました。 ビニールで保温し教室に置いておくと4日で芽が出始め、大喜び。 これからが楽しみに育てています。 |
授業について | 記 入 者 | 担任 |
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等
《堆肥作り》 ○ぼくは、当番が月曜日なので楽しみです。地球にやさしいリサイクルなので、いいなあと思いました。どんな感じでひりょうになっていくのか楽しみです。おいしい野菜や果物を作ってみたいです。(小・慎太郎) ○木曜日に生ゴミしょり機のはらぺこくんが来ました。1日に 1.8kgもの生ゴを食べると言っていたので、そんなに食べるのかとビックリしました。1人 300も生ゴミを持ってくるので、家にそんなに生ゴミはあるのかなぁと思いました。いい土で何を作りたいか今なやんでいます。私はなるべく植物ではなく、食べ物を育てて食べたいなあと思います。 (若葉) ○私は、「なぜ生ゴミがひりょうになるのですか。」と聞きました。「それは、食べものにはえいようがあって花や野菜も栄養がいるから」と、分かりやすく教えてくれました。種は食べられると思ったけど、たいひにはならないと言っていました生ゴミがたいひになるのはエコだと思いました。 (里奈) 《堆肥を使って》 ○生ゴミの肥料で葉野菜がよく育つことがわかってびっくりした。(沙優) ○葉野菜がよく育つと聞いたので小松菜などを早く育ててみたい。(隆景) ○ぼくたちが作ったもの(はらぺこくんに入れたもの)がいい肥料になったとほめてもらえてうれしかった。(李空) ○肥料にも種類があるなんてびっくりした。 (真悠) 《イチゴ・小松菜作り》 ○たいひを自分たちで作ったので、野菜を育てるのがとても楽しくなりました。おいしい小松菜とイチゴに育ってほしいです。(愛美) ○生ゴミはいつも捨ててしまうけど、ひりょうにする使い方もあるんだなと思いました。ナデシコにあげたら前よりも元気になったかなと思いました。小松菜もイチゴも順調に育っているので楽しみです。(紀花) ○はらぺこくんの活動で、生ゴミをリサイクルしてたいひを作り、そのたいひで野菜や花を育てるという地球にやさしい活動ができてよかったです。(望裕) ○たいひを土に混ぜて小松菜の種をまいたら、今日芽が出ていました。たいひの力はすごいなあと思いました。早く成長するといいです。(瑞稀) ○たいひができたときは、とてもびっくりしました。今は小松菜とイチゴを育てています。小松菜はもう双葉になっています。栄養満点のたいひがあるので、ぐんぐん成長してほしいです。 (正碩)
2 先生方の感想、要望等 ○昨年から何かエコにつながる活動をしようということで、残飯(生ゴミ)から堆肥が作られることを知り、自分たちで試みてみたいという思いを持っていたところ、この環境教育による「堆肥作り」をさせていただくことになり、子どもたちも大変興味を持って体験学習をすることが出来ました。 ○子どもたちから家庭にも呼びかけ、生ゴミ収集に快く協力してもらうことができ、保護者も環境やエコについて関心をもつことができた様子でした。 ○堆肥になる過程を通して、環境やエコについてのわかりやすいお話や説明をしていただき、子どもたちも興味関心を持って取り組むことが出来ました。子どもたちのご指導から機械の管理までキクイチさんにやっていただき、大変ありがたかったです。 ○堆肥が出来てから、食べ物を育てることが一番楽しみな様子でした。花を育てることにも使用しましたが、冬野菜を教室(プランター)で育てました。1年間での活動を考えると初冬に堆肥ができるので、栽培活動への生かし方が課題になりました。
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