「森のグリ境教室」 第1回 竹筒と蜜蝋を使った灯籠づくり
授 業 名 | 「森のグリ境教室」 第1回 竹筒と蜜蝋を使った灯籠づくり
【「信州環境カレッジ」補助事業】 |
実施学校名 | 富士見町立境小学校 |
実施学年、学級
参加人数 |
特別支援学級 |
担当者 | 担任 |
実施日(期間) | 2020年9月30日 |
講師名 | 寿さと山くらぶ |
実施概要 | 集合⇒ 自己紹介 ⇒ 活動内容の説明 ⇒ 竹のおもちゃや楽器の紹介 ⇒ 木で名札作り ⇒ 灯籠作り(電動ドリルで穴開け・やすりがけ など)⇒ 蜜蝋キャンドルを入れる ⇒ 完成した児童は木や木の実を使った工作を楽しんだ ⇒ 挨拶 |
実施状況 (授業風景) |
まずは枝を切り取ったもので、自分だけの名札を手作り。絵を描くことが得意な子が多いのでこの作業に没頭し、友だちのぶんまで作ると言ってたくさんの可愛い木の名札が出来た。
次に、本題の「竹の灯篭づくり」に挑戦。事前にそれぞれ作りたいもののデザイン画を準備していた事と、講師の方たちが子どもたち一人一人についてくださり、丁寧に指導してくださったので、スムーズに作業が進んだ。 完成した灯篭に蜜蝋キャンドルを入れ、どの子もみんな嬉しそうだった。短時間の作業ではあるが、最後は講師の先生方と子どもたちの間にチームのような連帯感が生まれた。 作業終了後は、鈴木先生が用意してくださった材料と、学校林で見つけた松ぼっくりなどを使い、自由に工作をしたり、木に吊り下げたブランコを楽しんだりと、自由な時間を過ごした。 |
授業について | 記 入 者 |
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等
この学級の子どもたちの特性として、初めて会う人や初めてやることなどにとても不安を感じるところがあり、初めはなかなか外に出られなかったり、集合場所に近づくことができなかったりした。しかし講師の先生方が気長に待ってくれていて、優しく声を掛けてくれるなどしてくれたので、子どもたちも段々と心を開いていった。そして、木の名札作りで工作意欲が一気に掻き立てられたようだ。 竹の灯篭づくりは、あらかじめ用意したデザイン画では、実際にやってみるととても難 しいことがわかり、一人だけ途中でデザインを変えたが、講師の方がその子の特性であるこだわりの強い部分を理解してくださり、デザイン変更も気長に待ってくれたことで、最後まで諦めずに完成することができた。 教室に戻ってからは、普段とは違う子どもたちの一面が見られた。グリ境(学校林)を使って、先生たちともっと色々なものを作りたい!という熱い想いがどうにも止まらないようで、黒板を前に子どもたち同士で設計図を描きながら、「どうしたら上手くいくか」などと話し合う姿があった。今後も先生方に、自分たちがやりたいことを実現する為に手伝ってもらい、教えてもらいたいと願っているようだ。 2 先生方の感想、要望等 今回、先生方が一人一人に寄り添い、子どもたちの“やりたい”を自由にやらせてくださったお陰で、本当に良い時間を持つことができました。また、子どもたちの特性を理解してくださり、子どもたちの気持ちを待ってくださったことにも感謝しています。 授業が終わった後も、興奮冷めやらずな様子で、次々とやりたいことが生まれてくる姿を見て、ぜひまた近いうちに先生方と一緒にスタードームの製作をお願いしたいと思っています。 次回は、工作をしながら算数的な活動も併せて取り入れられるような授業計画をしたいと考えています。スタードームであれば、長さや図形などが取り入れやすいのかなと思います。 次回もぜひよろしくお願い致します。 |