神戸山遊び場改造計画②

授 業 名 神戸山遊び場改造計画②

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 諏訪市立四賀小学校
実施学年、学級

参加人数

5年 28名
担当者 担任
実施日(期間) 2019年9月26日(木) 10:40~12:35
講師名 寿さと山くらぶ
実施概要 ・実施内容(作りたい遊具)の提案

・実際に提案にしたがって遊具の作成してみる。

・安全性やロープワークの活用についてアドバイスをもらう。

実施状況
(授業風景)
・前回の学習から自分たちの作りたい遊具について講師に提案し、簡単なアドバイスや考慮するべき点について指摘をいただいた。

・ハンモックの目の大きさや縛り方について、コツを教えてもらう。

・現地にて(ターザングループ班)

調べながらもやい結びをやってみるが、ロープの長さや木の太さ、本の印刷の向き等でなかなか思ったように縛れない。

また縛ったロープに乗るとどんどん緩んでしまうことに気付く。「とてもぶら下がってすべるなんて…」

・綱の貼り方についてアドバイスをもらう。やってみたからこそ、ロープワークを練習すること、ロープの長さの妥当性、滑車や塩ビ管などロープを滑らせるものは何がいいか、ロープもクレモナなのか、ビニールロープなのか、など課題点がみえてくる。

・現地にて(ブランコグループ)

古い遊具を取り外し、講師とともに新しいブランコを設置した。体験しながら「座面が低いかな」「上はどう縛ったのだろう」と確認した。自分たちでも新たに作ってみたいという思いを強くしていた。

・やってみることで頭の中に描いていたものと現実のずれが明確になり、必要なこと、やっておかないといけないこと、大きさの感覚のずれなどがはっきりしていた。やれるつもりで来たけれどこれ以上活動できない、というグループもあり、遊具一つとっても思ったようにはできないんだなということを感じることができた。

・次回(翌週)もハンモックや基本の縛り方について最初に確認することからスタートして、続きをやりながら、ブランコ班やターザンロープ班、ロープ設置班といったできるところから完成を目指すことにして終わりにした。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・いざ行ってみると場所のことやベンチの長さのことくらいしか思いつけませんでした。鈴木さんに見てもらってもうまくできませんでした。まとめてみると材料は?木材の大きさ厚さは?費用は?と困ったことがたくさん出てきました。次回までに見通しを持ってやりたいです。

・遊び場を作るとき、ブランコを付けるところが高すぎて、かけるのに時間がかかったし、かかっても引っ張るのが大変でした。それで結局できませんでした。そこでできるだけ低い場所を探しました。いい場所を見つけてくれたので、次回つけてみたいです。作るのが取っても楽しみです。

・美しい自然がある神戸山にぜひ遊びに来てほしいと思い、それぞれ作りたい遊具を作ることにしました。私は景色を見てほしいと思ったので展望台を作ります。それはとても大変なことで参加している人も3人です。今日もうまくできませんでした。順番が回ってこなかったし、場所を変更したので大変になりました。


2 先生方の感想、要望等

・国語で学習した提案書をもとに自分の作りたいものについて思いを語れる姿が見られた。

・頭の中にあるイメージと実際にやってみた時のうまくいかなさ加減を感じ、準備見通しの必要性や場面に応じたロープワークの習得に必要性を感じる姿が見られた。

・自分たちのできる範囲(経済的)で安全も管理しながら自分の作りたいものを設置することへの意識をもてた。できることから挑戦し、まず取り組みレベルアップしていこうという段階を踏めるように声がけしていきたい。

 ・子どもたちから必要感や気づきをもって専門家に相談するような流れを大事にしつつ、専門家の大事にしている安全管理や技術の価値に気付かせていきたい。