飲める水を作ろう⑤

授 業 名 飲める水を作ろう⑤

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立鎌田小学校
実施学年、学級

参加人数

4年 28名
担当者 担任
実施日(期間) 令和3年11月25日(木)
講師名 すえなみブッシュクラフト
実施概要 ・水の循環

・ろ過器を作製して泥水をろ過し、きれいな水(飲める水)を作る。

実施状況
(授業風景)
【講義編】:「自然の中の水の循環はどうなっているのか?」

子どもたちからは、「飲めない水から飲める水までどうなっているのか?」「どうやってどろ水がきれいになるのか知りたい」「ペットボトルを使って、泥水がきれいな水になるのか見てみたい」などの興味関心や疑問を持ち、自然の中の水の循環について学習をした。

だから、水が土の中に行くのか」「ごみを減らさなければいけない?」など、日常生活を振り返り考えることができた。

『全ては学びに』 『メモをとる』

『協創する』が大事

と聞くと、子どもたちは、さらにやる気になり、メモをとったり、真剣に話を聞いたりしながら、聞かれたことや考えることをグループで話しあっている姿が随所にあった。

【実験編】:「飲み水を作ってみよう」

休憩の時間には、自分たちが疑問に思っていたことを質問にいったり、装置を眺めて、はやく実験をしたいという気持ちを高めたりしていた。

ろ過装置で、実際に泥水を入れて、どのくらいきれいになるのか、グループごといよいよ実験。

講師のQちゃんさんのお手本をしっかり見ながら、グループごと協力してきれいな水を抽出しようと実験を開始。

「もっと、ぎゅうぎゅうに詰めた方がきれいになるのかな?」「本当にこれでいいのかな?」「墨がそのままでちゃうんじゃないのかな?」などと、実験装置を作る時、疑心暗鬼になっていた子どもたちも、グループの中で確認しながら、そして、講師の先生方に聞きながら、どんどん実験装置を作ることができた。

想像していた色よりも薄い色が出てきて驚いている様子。何度も、ろ過した水をろ過装置に通していくと、どんどん透き通った色に水が変わってきました。「すごっ!!」「きれいになってきた!!」と、自分たちの装置を通して、泥水がきれいにろ過されいる様子を自分の目で確かめていた。

最後に、子どもたちは、『大地が水を作ってくれている!!』と、感想に書いていました。豊かな水のある松本市で、水について触れることができた2時間となった。

 

授業について 記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・はじめは材料を入れればいいと思っていたけれど、よくつぶしたりする工夫が必要だった。

・ろ過は大変だと思っていたけれど、身のまわりの物でできるとわかった。

 

2 先生方の感想、要望等

これまでに鎌田地区の川の生き物や川がどこからきてどこに続いているのかを学習し、水を含む自然を守っていく大切さを学んできた子どもたちだが、今回の「汚れた水を自分たちの手でろ過する」活動を通して自然を大切にする心をより身近なものとして育むことができた。また、授業後にろ過された水がまだ少し濁っていたため、何度か繰り返しろ過をするうちにきれいな透明の水が現れるようになった。このことから「ろ過ってすごいんだね」「うちでもやってみたい」と水に対する興味が増した児童もおり、とても良い学びになった。