体験プログラムを中心とした自然体験学習1「野外体験」

授 業 名 体験プログラムを中心とした自然体験学習1「野外体験」
実施学校名 松本市立田川小学校
実施学年、学級、参加人数 やまびこ  参加人数6名
担当者 担任
実施日(期間) 平成29年11月17日(金)
講師名 体験創庫 かけはし   藤村 哲 先生  百瀬 先生
実施概要 1 燃やす材料を中庭から探すことで、乾いた枝でないと燃えないことに気がついた。

2 一人ずつマッチを使って火をつけてみることで、マッチの扱い方や火をつけるための方法を学んだ。

3 おこした火を使ってマシュマロを焼く中で、煙や周りの友だちの位置を考えて自分の位置を考えることを知った。

4 中庭で身の回りの動植物についてのビンゴゲームを行い、身近な動植物について関心を持った。

5 バームクーヘン作りに挑戦することで、竹筒を回すことにより、友だちと協力してやり遂げる大事さを知った。

実施状況
(授業風景)

枯れ枝を見つけてドラム缶に入れた。

一人ずつマッチで火をつけた。

マシュマロを火で焼いた。

煙が流れる方向について気がついた。

先生から出された問題の答えを中庭で探した。

バームクーヘン作りに挑戦した。

授業について 記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・初めてマッチを使ったから、初めは怖かったです。なかなかマッチが擦れなくて何度もやり直しました。火がついたときはうれしくて、何度も火をつけました。

・マシュマロを焼いたときは、火に近づけ過ぎたり、いつまでも焼いていたりしたので真っ黒焦げになってしまいました。でも焼いたマシュマロはおいしかったです。

・「やわらかい葉っぱ」等をみんなで相談しながら見つけて楽しかったです。

・一番楽しかったのは、バームクーヘン作りです。二人で竹を回す方向やスピードを合わせて動かすのは初め難しかったけれど、おいしいバームクーヘンができてうれしかったです。またやりたいです。

 

2 先生方の感想、要望等

知的障害学級ということで、普段の理科の授業では参加しても友だちがやっている様子を見ているだけのことが多い子どもたちにとって、実際に自分でできるようになるまで繰り返し火をつけたり、指示された物を見つけたりする体験はとても貴重だったと思います。みんな夢中で取り組んでいました。失敗しても怒ったり投げ出したりしないで、友だちと協力をしながらがんばり続けられたことは、自立活動としても有効でした。

いつもの先生と違う知らない先生から教えていただくという経験や初めてのことに挑戦してみるという経験は特別支援学級の子どもたちにとってとても有意義な活動だと思います。しかし、在籍人数が少ない学級なので、自分たちだけで講師の先生をお願いすることは予算的にとても難しいです。もし可能なら今後もこのようなチャンスがあればとてもうれしいです。