絵本でことばの力 パワーアップ!

授 業 名 絵本でことばの力 パワーアップ!

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立安曇小学校
実施学年、学級

参加人数

1年 5名 2年 5名
担当者 担任
実施日(期間) 2023年7月13日
講師名 赤井さんのお話し会
実施概要 虫や植物、動物、水などを題材とした、自然を身近に感じることができる本の読み聞かせや、自然クイズ、手遊びなどを実施して頂いた。
実施状況
(授業風景)
1年生

水に関するオノマトペだけの絵本を読んでもらっています。

ミミズの絵本。ミミズがいい土を作ってくれ、きれいなお花が咲いてビックリ!

大型絵本『はらぺこあおむし』
次に来る数を予想しながら楽しみました

2年生

「よかったね ネッドくん」の絵本を「なんてこったい」の動きを入れて世界に入りこんで楽しんでいます。

「大工のきつつきさん」の遊び歌。楽しい遊び歌で引きこまれてしまいます。

最後は代表の子にろうそくの火を消してもらいながら、みんなでお願いごとをしてお話の会が終わりました。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・うんちの仕掛け絵本では、うんちの形を見比べながら「何のうんちだろう。」「あれは鳥のうんちじゃないよ。」「ヤギは絶対ちがう!」と、自分のこれまでの経験や生活科で飼っているヤギを思い出して、友達と話し合いながら、興味を持って聞いている様子が見られた。
・そこにいるのはだれだろう?とページをめくった瞬間、虫の体の一部分が葉っぱの陰から見えただけで、すぐに「カマキリだ!」「うわ~大きい」と反応しながら、主人公の小さな虫の視点になって物語を楽しんでいた。

・「ポットとミミズくん」、「ぼくだんごむし」の絵本では、生活科でふれあってきたミミズやだんごむしのことを思い出しながら、新たな発見も生まれてきました。国語や生活科で取り組んでいる様々な動植物の観察でも生かせるような見方・考え方を知り、興味を持って聞いている様子が見られました。
・「ゆらゆらばしの上で」では、登場人物2人の両方の視点になって物語をどきどきしながら楽しんでいました。

2 先生方の感想、要望等

・のはらうたクイズや仕掛け絵本、虫についての本、言葉の響き、手遊びなど、想像力を働かせながら、視覚的にも聴覚的にもいろいろな感覚を使って、自然を身近に感じることができました。今後の環境学習や生活科学習でも、絵本で得た知識や自然の見方、感じ方を活かしたり、感じたことをオノマトペ等の言語表現に活かしたりしていけると良いと感じました。
・カニや犬になりきった詩を聞いて、最初は分からなそうな様子でしたが、「ジャンケンでずっとチョキ」などの文章を聴きながら答えを考えて「カニだ!」「犬…かなぁ?」と楽しんで答えていました。野外でなくても、言葉だけで生き物についての生態を考えることができ、よかったです。

・赤井さん、大島さんのお話の仕方が素敵で、子どもたちは絵本がより好きになり、「ことば」をより好きになる時間になりました。担任も読み聞かせの時間を多くとったり、上高地学習や生活科を中心にしながら全教科で体験から出る言葉の力を高めたりしたいと思いました。