木の授業とバウムクーヘン作り

授 業 名 木の授業とバウムクーヘン作り
実施学校名   松本市立鎌田小学校
実施学年、学級

参加人数

 6年3、4、5組 86名
担当者  担任
実施日(期間) 平成28年11月17日(木)
講師名   寿さと山くらぶ
実施概要 ・木の年輪やバウムクーヘンの由来についてのお話を聞き、野外でバウムクーヘン作りを行った。
実施状況
(授業風景)

 

授業について  記 入 者 教頭
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・お話を聞いて、1万年前の木を切ったらその年輪で1万年前の気候が分かるということがすごく驚きました。他にも、年輪は普通にできていると思っていたけど、夏に干ばつの影響が大きいと白い部分が厚くでき、冬の寒さで茶色い部分が厚くなるというところもびっくりしました。

・バウムクーヘンの作り方は、木の年輪のでき方とほとんど同じということが知れてよかったです。1年目に竹に生地をぬった時、本当にこれでできるのかと思いましたが、5年目ぐらいに少しずつふっくらしてきてすごいと思いました。ぼくたちは、11年やりました。かなり大きくておいしそうでした。貴重な体験をありがとうございました。

・お話は初めて知ることばかりですごくおもしろかったです。一年ごとに一枚輪が増えるのは知っていましたが、何のためか?とは考えたこともなく、成長したり寒さから身を守ったりするためと聞いた時は「木も精いっぱいがんばって生きているんだなあ」とびっくりしてしまいました。

・バウムクーヘンをただおいしい!とそこだけ見て、そこにたどりつくまでの行程なんて今まで考えませんでした。何度も何度も生地を巻いて作るバウムクーヘンは、木と同じで、私が知らなかっただけで、できあがるまでとても時間がかかりました。これからもじっくりいろんなものの事を考えてみたいです。

・バウムクーヘン作りは、同じ作業の繰り返しであきちゃうかもと思っていたのは大まちがいで、生地を重ねるごとに厚く太くなっていき、回しながら焼くのには少し手が痛くなりました。だけど、それだけ自分たちでがんばってつくったバウムクーヘンは、とってもおいしかったです。バウムクーヘンのはじっこなんて売っていないから、作った人が食べられる裏メニュー的でした。周りの部分も炭で焼いたせいかスモークで香ばしくて、これもおいしかったです。

2 先生方の感想、要望等

・バウムクーヘン作りがどうして環境教育になるのかと半信半疑でしたが、お話をお聴きして、また、バウムクーヘンを子どもたちがじっくりと根気よく、しかも友だちと協力して取り組む姿を見て、納得がいきました。

・11月ということに加えて、体育館の北側ということで寒さが心配でしたが、火を囲んで熱心に取り組むことができたので、ちょうどよい加減でした。

・家に持って帰って、家族にも喜んでもらえたという子どもたちがほとんどでした。喜びを、自分だけでなく家族とともに分かち合うことができたという点でも、よい体験になりました。