さとやま体験学習①

授 業 名 さとやま体験学習①

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立寿小学校
実施学年、学級

参加人数

5学年 Aグループ 53人
担当者 担任
実施日(期間) 令和5年9月27日
講師名 寿さと山くらぶ
実施概要 ・里山のトレッキング(キノコ採り)
・木の伐採見学
・木を使った名札づくり
実施状況
(授業風景)
○里山トレッキング
寿財産区の皆さんの案内で、里山のトレッキングに出かけました。山の入り口でみんなで「ヤッホー」と大声で叫び、動物たちに山に入ることを知らせてから出発しました。途中の道をさと山くらぶの方々が整備してくださっており、安全に目的地の「きずなの森」まで歩くことができました。

歩く道中、色々なところに生えているキノコを探していきました。キノコを見つけると大喜びで採集し、持参したビニール袋に入れていました。後でさと山くらぶの鈴木さんに鑑定してもらい、食べられるキノコだけ家にもって帰りました。
トレッキングから帰ると、さと山くらぶの方がキノコ汁を用意して待っていてくださいました。普段「キノコが苦手」と言っている子も、これは「おいしい!」といって大喜び。何杯もおかわりをする子がいて、とてもおいしいお昼ご飯になりました。

○さと山での遊び
お昼を食べた後、休憩時間に里山の広場で遊びました。そこには木でつくられたブランコがあり、みんなで交代で楽しんでいました。ほかにも、山の斜面を使って鬼ごっこをしたり、袋を手にキノコを探したりと、思い思いの時間を過ごしていました。

○木の名札づくり
伐採した木の枝を使って、名札づくりを行いました。桜や杉など数種類の太い枝を用意していただき、それを1㎝ほどの厚さで輪切りにしていきます。子ども達は、地域の方に枝を押さえてもらって、一生懸命のこぎりを引いて木を輪切りにしていきました。まっすぐのこぎりを引いて切るのは思った以上に難しかったようで、疲れたら途中で交代しながら協力して切っていきました。切った輪切りは、用意してもらった紙やすりできれいに磨きました。表面が滑らかになってくると「つるつるになってきた!」「先生、さわって!」と、とてもうれしそうに木の感触を楽しんでいました。磨いた木の輪切りは学校に持ち帰り、自分の名前をデザインしてマジックで書き、世界に一つの自分の名札を完成させました。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等
・トレッキングでは、たくさんの自然を感じながら歩けた。地域の人、財産区の人、いろいろな人と歩いて、木のことや山のこと、けもの道のことなどいろいろなことを教えてもらえた。
・山は自然がたくさんあるところで、それの使い方によって人間の暮らしを豊かにできる。災害から守ってくれる。だから山は大事だなと思いました。2 先生方の感想、要望等
トレッキングでキノコを探したり、木の一本橋を慎重にわたったり、急な斜面を登ったりと、学校では味わえない楽しい体験をすることができました。自分たちの身近にこのような豊かな自然があることを知ることができた、貴重な学習になりました。また、この里山を大切に管理し、自分たちの学習のためにたくさん準備をしてくださった地域の方々がいることに気づき、自分たちの住む地域のあたたかさも感じることができた一日になりました。今後もこのような活動を通じて、子ども達と学校と地域とのつながりがさらに強くなっていくことを願っています。