煙の出ないたき火をしよう④

授 業 名 煙の出ないたき火をしよう④

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 茅野市立米沢小学校
実施学年、学級

参加人数

4年 35人
担当者 担任
実施日(期間) 令和6年10月28日
講師名 自然エネルギーネットまつもと
実施概要 ・ロケットストーブの点火について確認。
・燃焼実験。
・煙の出ないたき火でマシュマロ焼きを楽しむ。
・まとめ
実施状況
(授業風景)

「煙突型は、普通のたき火とちがって太めの木を下に入れておくよ。燃えやすいものを上に置くといいかもしれないね。」
「風が自然と上に抜けていくようになるから火が強くなっていくよ。」

 

 

「詰めすぎ…」
「なんか濡れてない?」
「湿ってるかな」
「焚き付けの新聞置いてきちゃった」

この日は午前中まで雨が降っていて、午後から日差しも出てきていた。普段薪になる乾燥木が多い丸山(学校の裏山)もしっかり湿っていて条件が悪かった。いつも通りマッチを使ってたき火の着火を試みたが、苦戦。

 


それでもなんとか火が起きると一気に燃え上がり歓声!煙突から吹き上がる火に感動した。
「確かに煙出てないね。のぞくと熱いよ。真っ赤だよ。」

  

「じゃあみんなついたからお楽しみ。マシュマロを焼いて食べよう。竹串は平さんが自分で切ってきた長めの竹串だよ。」
「やったー」
・ロケストを囲んで、薪をくべたり、マシュマロを焼いておしゃべりしたりするとあっという間にまとめの時間に。
「二次燃焼という、煙を燃やす方法を学べた。」「ロケストを作る中でいろんな技術を身に着けたから家でも生かしたい。」「家でもいつかこのロケストを作って料理がしたい」「これでもっと楽しく料理がしたい」「焼き芋はできるの?」「カレーを作ってみたい」「平さんたちに感謝の会をしたいけど来てくれますか?」
「呼んでもらえたら、いつでも来るよ。またやろう。」という言葉をいただいて、今後の活動に意欲をもって今日の授業は終了した。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

2 先生方の感想、要望等

・おかげさまでロケストづくりを通して、二次燃焼や、今まで意識していなかった空気の中にあるガスや空気の種類にも目を向けて、いつまでも楽しめるために(持続可能な)自分たちがマナーやルールを守ってちょっと工夫をすることが大事だと気がつき始めている。
・まだイメージが追い付かないもやっとした感じの子が多いが、地球温暖化やSDGzに関連付けてもっと取り組んでいこうと意識する目が感じられる。
・楽しむことが、いつまでも楽しめるために、この環境が続くようにという意識をつないでいく。いつまでも故郷での活動やこの環境の良さを持続していこうという意識がもてるようにさらに、たき火を追究していきたい。
・まだくふうすればもっともっと活動が広がりそうなロケスト。五徳やつる付き鍋を吊れる工夫など子どもたちと挑戦していきたいと思います。ありがとうございました。