梓川&奈良井川&犀川ラフティング
| 授 業 名 | 梓川&奈良井川&犀川ラフティング
【「信州環境カレッジ」補助事業】 |
| 実施学校名 | 松本市立安曇小学校 |
| 実施学年、学級
参加人数 |
5・6年 15人 |
| 担当者 | 担任 |
| 実施日(期間) | 令和8年10月14日 |
| 講師名 | 合同会社リトルピークス |
| 実施概要 | 1奈良井川、梓川、犀川河川の様子と合流部のつながりを水上から見る。 2上高地から流れる梓川の終着点の流量の少なさや利水との関係について考える。 3河原の石の観察と地質との関係や侵食・運搬・堆積作用について実感的に学ぶ。 |
| 実施状況 (授業風景) |
昨年度は「水殿ダム」でのラフティングを行い「人工的に止められた水」を体験した6年生。今年度初めてラフティングに体験する5年生とともにスタート地点の平瀬緑地に出向いた。そこから「長さ55kmの奈良井川と65kmの梓川の終着点」を目指すラフティングに挑んだ。 前線が通過するあいにくの天気であったが、雲は徐々に薄くなり、ウェットスーツを着た子ども達はあまり寒さを感じなかった。まずは、ラフティングの際に命を守る注意点について小峰氏からの説明を受けた。「水に落下した場合は下流に足を向けて浮く」「パドルのTグリップは必ず手で持っている」「人工物が危険」など、大切な指摘を受けた後、奈良井川左岸からラフティングを開始した。
「波があるところは河床の地形に関係している」「浅いところは瀬である」という小峰氏の説明を受けながら奈良井川、梓川と合流点に到達。ラフティングボートを岸に着け、中州に上陸した。周囲を見渡すと川の石が削られたり積み上がっていたりする様子がわかった。川の侵食・運搬・堆積作用によりこのような状況が生まれることを理解した子ども達。足元に落ちている石を見ると、砂岩・泥岩・チャートとともに上高地や乗鞍から来る花崗岩や溶結凝灰岩など火山由来の石もあった。安曇3ダムができる前の石もここに存在するのだ。子ども達はここにある石を吟味し、大切に拾った。今後はこの石を切断研磨し、内部を観察する予定である。 梓川と奈良井川は犀川と名前を変え豊科方面に向かう。蛇行する川の内側と外側の水流の違いを感じながらボートを進めていった。頭上に新旧田沢橋が見えた。橋の脇には青く塗られた送水管が通っていた。4年生時に地元安曇にある雑炊橋で見た送水管と同じ役割を果たしている。橋は人や車が通るだけではなく水の道としても使われていることを学んだ。 ゴール地点は犀川白鳥湖だ。犀川の水が一時的に滞留するこの地で子ども達は水の中にダイブした。秋の水の冷たさ、川砂の心地よさを全身で感じた。上陸時、川岸にある蛇篭をよじ登った。現代の河川は堤防を始め、このような人工物が様々な場所に設置されている。川と共存していくにはこのような人工物が欠かせない。上高地と同様、川も人の手によって維持されているのであることが分かった。 |
| 授業について | 記 入 者 | 担任 |
| 1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等
昨年度行った水殿ダムラフティングでは漕がないと進みませんでしたが、今回は川なのでボートが勝手に進んでいきました。予想していたよりけっこう流れが速かったです。途中梓川の終着点で止まって、河原の石を見ました。赤チャートがたくさんありました。合流地点で川の水に触ってみました。梓川が冷たく、奈良井川がぬるかったです。最後に白鳥湖で泳ぎました。顔から飛び込んだら鼻から臭い水が入りました。 2 先生方の感想、要望等 「平らな上高地」の成り立ちとその影響について探究し続けてきた子ども達。古上高地湖が決壊して、現在の梓川が形成されたことを子ども達は学んできている。また、この活動以前に大正池の水を利用した発電や度重なる土砂流入・流出を防ぐために建設された砂防施設や梓川頭首工も見学してる。今回はそうした愛着のある梓川の終着点を自分の目で見ることに大いに期待していた子ども達。水の流れや温度を肌で感じ、治水や利水について体験を通して学んだ価値は非常に大きい。こうした学びを実現するために同行してくださったリトルピークスの方、中信地区環境教育ネットワークの方に心から感謝したい。 |
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