ぬかくどご飯炊き体験

授 業 名 ぬかくどご飯炊き体験
実施学校名 松本市立会田中学校
実施学年、学級

参加人数

3年1組 26名
担当者 担任
実施日(期間) 平成28年10月27日(木)
講師名 NPO安曇野ふるさとづくり応援団

自然エネルギーネット松本・四賀林研

実施概要     四賀で収穫されたお米を使い、“ぬかくど”を使ってご飯を炊き、それをおにぎりにして食べた。米とぎは生徒によって行った。また、四賀で捕獲された鹿の肉を網焼きして食べた。自分の学校の敷地内で、地元にちなんだ食材を使って、先人の知恵の素晴らしさや、自然や命の大切さを学習できた。
実施状況
(授業風景)

ぬかくどの釜と、鹿肉のバーベキューです。

ぬかくどで焚いたご飯をおにぎりにして、焼いたシカ肉と一緒にいただきました。

 

授業について 記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

ぬかくどを使った方法は一昔前に行われていたご飯の炊き方で、生徒は実際に経験したことのない行い方だったので、貴重な体験になりました。時間と手間がかかるやり方を実演することで、昔の人たちの炊事の大変さと、今の便利な生活のありがたさとを感じたようです。また、炊きあがったご飯のおいしさから、この炊き方の優れた点と、地元の食材の素晴らしさも実感していました。

今回は鹿肉も提供していただき、その食感を味わうことができました。行う前はシカ肉に抵抗があった生徒もいましたが、焼き上がった肉をどんどん食べる姿から、シカ肉のおいしさを感じた様子が覗えました。鹿は、各所で農作物に被害を与えているのが現状ですが、今回の学習を通じて、命をいただいて人間は生きているということを学ぶことができました。

鹿だけでなく、米も同じであり、自然の恵みをいただいて人は生きることができるということを実感できたと思います。

2 先生方の感想、要望等

講師の方々のご厚意により、食材を無償で提供していただき、低コストで実習を行うことができました。また、炊きあがる間、紙芝居を見せていただき、ぬかくどの歴史についても学ぶことができました。時間を上手に使って、内容の濃い2時間を計画していただき、感謝いたします。要望としては、同様の体験を今後も行っていただきたいということです。大変お世話になりました。ありがとうございました。