上高地遠足

授 業 名 上高地遠足

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立安曇小学校
実施学年、学級

参加人数

3・4年 11名
担当者 担任
実施日(期間) 2026年7月8日
講師名 ネイチャーガイドファイブセンス
実施概要 ・上高地バスターミナルから明神池までを歩きながら、上高地の植物を観察する。
・なぜその植物がそこに生えているのか理由などを考える。
・外来種植物との見分け方を学ぶ。
・嘉門次小屋で岩魚定食を食べる。
実施状況
(授業風景)

「エゾノギシギシを区別できるようにしよう」「上高地の植物の知り合いを増やそう」をテーマに、バスターミナルから明神池まで往復7㎞散策しました。今まで当たり前に触れてきた上高地の自然ですが、植物に焦点を当てると、小さな葉や花も気になって「これはなんですか?」「食べることはできますか?」と、山部さんにたくさん質問していました。
クルマユリ、サルノコシカケ、エゾイラクサ、ヤグルマソウ、サンカヨウなど、たくさんの植物を教えていただきました。また、その植物がどうしてここに生えているのかも一緒に考えました。日なたを好む理由、斜面に生えていない理由、笹を避けている理由、水辺に咲いている理由…。目の前の景色をしっかり見ながら考えることができ、とても学びながらワクワクしている子どもたちの姿がありました。上高地には、笹が多く生えていますが、じめじめした所が苦手で、斜面でも育ちにくく、日が当たるところが好きということを知りました。笹のパワーは強く、光と場所を独り占めしてしまうので、まわりに他の植物は育ちません。その知識を頭に入れて歩いていくと、「ここは斜面だけど生えているよ?このくらいならいけるのかな?」と、色々な疑問も新たに生まれていたようです。
エソノギシギシは、イタドリととても似ていますが、葉に違いがあることを教わりました。微妙な違いですが、今後の外来種植物除去活動でしっかり生かし、上高地の在来種たちを守っていきたいと思います。小梨平や明神館、河童橋付近で多く見つかり、日なたが好きということ以外に、建物の近くを好むことも分かりました。外来種にも生える環境に得意な所、不得意な所があるそうです。
昼食は、嘉門次小屋で岩魚定食をいただきました。ウエストンさんを上高地に案内した嘉門次さん。夏は岩魚を獲り、冬は熊やカモシカなどを獲って過ごした小屋で貴重な岩魚を食べることができ、子どもたちも大感動でした。


午後は、右岸を戻る予定でしたが、予定を変更し、来た道を戻りました。イワカガミ、フキ、ギンリョウソウ、ショウキランなど、まだまだ知らない植物ばかりでした。
清水川では、恒例の手を何秒つけていられるか競争が始まり、山の水のきれいさ、冷たさを体で感じました。天気もよかったので、とても気持ちよかったそうです。


上高地の植物をたくさん知ることができた今回の遠足。山部さんにたくさんの植物を教えていただいたので、この植物たちを守るために、考えられるといいなと思いました。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・ただ植物の名前をメモしていくだけではなく、山部さんにいただいた資料やワークシートを使って、植物がそこに意味をもって生えていることを理解しようとしていた。
・学校の畑に生えている草の葉の特徴をよく見て、「これはギシギシだー!」と、見つけていた。
・エゾノギシギシやセイヨウタンポポ以外の外来種も知りたいという声があった。

2 先生方の感想、要望等

植物をしっかりと見て観察するだけでなく、山部さんの声掛けから、その植物のまわりの環境も見て、そこに生えている理由を考えることができていて、とてもいい機会でした。3・4年生で今年度初の上高地だったので、どんな感じになるか不安もありましたが、子どもたちの「これはなにー?」の質問を山部さんは全て丁寧に答えてくださって、学習意欲もいつも以上に素晴らしかったです。上高地を“材”にして学習ができるのは安曇小の強みなので、この上高地が長く美しく続くように、子どもたちの目線で気づいたことを大切に、今後も学習をしていきたいと思いました。ありがとうございました。