上高地源流見学①

授 業 名 上高地源流見学①

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立波田小学校
実施学年、学級

参加人数

3年1組 34人
担当者 担任
実施日(期間) 令和7年9月19日
講師名 合同会社リトルピークス
実施概要 ○身近な梓川の源流が上高地にあることを知る。
○同じ川でも、流れや色に違いがあることに気付き、川への愛情を深める。
〇ダムの役割を理解し、生活とのつながりを考える。
実施状況
(授業風景)
〇水殿ダム
実際にダムの上を、その大きさや、役割について説明を聞きながら歩いた。
初めてダムを間近に見た児童が多かったため、左右を行ったり来たりしながら違いを見比べている様子が印象的だった。

〇上高地学習開始
初めは鬱蒼とした森の中からスタートしたことで、子どもたちは「どうしてこんなところを歩くのかな」という気持ちがあったが、最初の小さな橋を渡った時に見た水の透明度や泳いでいる魚の様子に上高地に来た実感を持った様子だった。その後、大きな川の横を歩き、その青く澄んで、底まで見える流れに食い入るように魅入っていた。
また、自然豊かな上高地の生き物(昆虫や魚、ほ乳類)の話も興味深く聞き、メモしていた。

〇清水川で
清水川の流れはとてもきれいで、「近くのホテルがこの水を生活に使っている」というお話を聞き、実際に飲んでみる児童もいた。「冷たくておいしい!」と驚いていた。
また、とても冷たかったので「先生温度計って!」と依頼があったので計ってみた。この日の水温は8度で「すごく冷たい」と何度も手を浸して体験していた。この後、源流をたどって川の音に耳を澄ました。自分たちの生活に欠かせない「梓川」の源流の様子を知ることができた。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・ダムがとても大切だということがわかったし、右と左で水のかさが違ったのでびっくりした。
・とても水がきれいで、川を泳いでいる魚が見えてびっくりした。ウェストン碑の前の川に小さな魚が泳いでいたし、大きい川にはとても大きな魚がいて、自然がたくさんある場所なんだと思った。
・ウェストン碑の前の水と河原の水と清水川の水を触ったらとても冷たくてびっくりした。特にウェストン碑の水が一番冷たく感じた。飲めるくらいきれいだ、ということもすごいと思った。
・大きい石や小さい石、鉱石についてもいろいろ教えてもらって面白かった。泥石をこすったら本当に溶けて泥みたいになったので、またやってみたい。
・梓川の水はここからくるから、あんなにきれいなんだなぁと知ることができてよかったし、これからも大切にしていたい。
・いろいろ教えてもらったことを家族に伝えて、また今度家族で行きたいと思った。

2 先生方の感想、要望等

・天気を心配していた中だったが、絶好の散策日和で子どもたちも元気に歩き、見たり、聞いたり、触ったりすることができ良い経験になった。
・源流をさがして清水川をたどっていく中で、川の歴史や今につながる学びをお聞きすることができたことは良い学びとなった。
・三年生には難しい部分もあったが、一生懸命聞いていた。できれば、昼食の時間がもう少しあればよかった。