リバーアドベンチャー(梓川小①)

授 業 名 リバーアドベンチャー(梓川小①)

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立梓川小学校
実施学年、学級

参加人数

4年1組 34人
担当者 担任
実施日(期間) 令和7年7月11日
講師名 合同会社リトルピークス
実施概要 長野県松本市梓川倭4262−1付近の梓川河川で実施。
梓川小学校児童103名がクラスごと交替で現地に徒歩で赴き、付近駐車場より救命胴衣、ヘルメットを装着の上、リトルピークス小峰代表率いる指導員に付き添われて、堤防を越え梓川河川敷に降下す。
河川敷に流れる小川付近にて、生息する生態の観察と最終。カワニナなど節足動物や小魚を採集。小峰氏より説明を受ける。
小峰氏より川の流され方について説明を受けたあと、梓川本流に向かい、足のつかない激流の中へ児童たちが順々に身を投じていく。
20m~30mほど流された後、浅瀬にたどり着くので自らの足で立ちあがり、川岸へと戻る。
身近な川ではあるが危険もたくさんある。恵みとともに上手な付き合い方を学ぶようにとの小峰氏より説諭を聞く。
実施状況
(授業風景)
梓川の堤防道路にて救命胴衣を着用し、河川敷へと向かう。

河川敷の小川で水棲生物の採集を各自行う。

採集された水生生物の見分。

梓川の本日の流れの状況と水温、うかび方について指導を受ける。

実際に入水し、流れに身を任せた後、自力で立って川岸に再び戻る。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

「リバーアドベンチャーに行って、私はサカマキガイを見つけました。動いていてビックリしました。ヤゴも見つけました。水中にいる虫はきれいな所や、汚い所にいることがわかりました。それからライフジャケットをつけて川を流れました。最初はこわくて行けなかったけど、川の中に入ってみるとあまりこわくなくてただ寒いだけでした。そして2回目に流れたときは麻和先生が流れてきて面白かったです。私はリバーアドベンチャーに行けてとても嬉しかったです。また川で流れたいです。(女子)」

2 先生方の感想、要望等

4年生の社会科で水の行方について学んでおり、ちょうど上下水道についても社会見学を6月24日に実施し、水への関心が高まってきている児童たちにとって、実際に梓川地域を流れる身近な河川へ実際に入り込む場面は希少である。
直前に付近で痛ましい水難事故があり、計画実施には慎重さが伴われたが、小峰代表が自ら事前に梓川の水の様子を克明に調査し、危険を回避すべく注意点(水温が低い)をつかんでいたことが、無事に実行できた要因であろう。とても教職員だけでは遂行できない活動といえる。堤防上からまたは橋から眺めると川の流れは穏やかに見えるが、実際には大変な急流である。児童にとっても相当な覚悟をもち川に身を投じていた。中には泣きだし取りやめる児童もあったがそういった判断も受け止め、十分安全に配慮しながら実施することが望ましい。
救命胴衣を着けているとはいえ、一度流されるとその水流の力によって全くコントロールの利かない状況を体験できる。足を下流に向けてと事前に指導されたが、方向が逆になってしまった。そのような危機的状況でどのように冷静に判断したらよいかも児童たちにとって培われるスキルとなるであろう。
近くにあるからといって、川遊びの危険性は数多くあり、毎日状況が変わる。身をもって川と水の怖さを体感し、川との付き合い方を学んだよい事業であった。
・万が一の時のためにAEDも装備した方がよいと感じた。