上高地から流れる梓川の水利用と探検学習③

授 業 名 上高地から流れる梓川の水利用と探検学習③

【信州環境カレッジ補助事業】

実施学校名 松本市立波田小学校
実施学年、学級

参加人数

3年3組 35人
担当者 担任
実施日(期間) 令和5年9月29日
講師名 合同会社リトルピークス
実施概要 梓川の源流と同等な支流の上高地清水川やその源流部分や水殿ダムの見学を通して、身近な梓川の源流が上高地にあることを知る。また、同じ川でも、それぞれの場所で、流れや水の色、ゴミの有無、水温などに違いがあることに気付き、梓川への愛着を深め、環境保全の意識を高める。
実施状況
(授業風景)
説明
水殿ダム。ダムの深さや使用目的などの説明を受けたり、ダムの施設やダム全景を見たりしながら、メモやスケッチをしている。
説明
ウェストン碑近くの梓川の川原。川や川原の様子の観察を行う。

説明
犀川の支流・清水川について説明を受け、源流の清らかさや水の冷たさを体感している。

川の流れの中に魚や水生昆虫などを見つけていた。

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・ダムの水は緑色だった。ダムの底の方は水温が低くて、魚も住めないことを知った。
・ダムをつくることは自然を壊すことになるけれど、水殿ダムがあることで下流の波田が洪水などから守られていることがわかった。電気を作る、田畑に使われるなど、梓川の水がいろいろに使われていることがわかった。
・目の前を流れている水が、60年前の雨などが湧き出てくるのはすごいこと。
・波田の梓川の水は17℃、清水川は7℃で、温度の違いに驚いた。源流は、水が冷たくて、透き通ってきれいだった。
・バスから見た梓川の上流は、大きな石がごろごろしていた。川幅も狭かった。
・上高地の河原の石の種類は、波田の河原の石と同じだった。
・海まで流れていってしまうので、ゴミをすてないようにしたい。

2 先生方の感想、要望等

・梓川を学校近くと上高地にある原流域を比較して見ることによって、より梓川や地域の自然を大切にしようとする気持ちを高めることができた。自然を保護することと、人の暮らしを安全・豊かにすることの両立の難しさを感じつつも必要であることを知るなど、子どもたちにとって大変有意義な体験となった。