開明自然の森“復興”プロジェクト~森のバームクーヘンづくり~

授 業 名 開明自然の森“復興”プロジェクト~森のバームクーヘンづくり~

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立開明小学校
実施学年、学級

参加人数

6年 29名
担当者 担任
実施日(期間) 2021年12月23日
講師名 寿さと山くらぶ
実施概要 子ども達の願いのに「自然の森で火起こしをして、料理をしたい」というものがあった。料理で名前が上がったのが「ホットドッグ」「焼きリンゴ」「バームクーヘン」の3つ。すべて同時に一度に行うことは難しかったため、火おこしとホットドック、焼きリンゴとバームクーヘンと2回に分けて計画し、寿里山クラブの方々にバームクーヘンづくりを教えていただきながら野外での調理活動に挑戦した。
実施状況
(授業風景)
自然の森で木の年輪について鈴木さんからお話をしていただきました。年輪は1年で1つずつ増えていき、年輪の幅などからその時の環境がわかるということなどを教えていただき、子ども達も真剣に聞いていました。男の子達は早速切り株の年齢を数えていました。

バームクーヘンづくりがスタート。まずは生地を作ります。大量の小麦粉と卵魔混ぜていきました。卵の量にびっくりしていました。

バームクーヘンの生地をつくることと並行して、焼きリンゴの用意もしました。包丁を使い慣れた女の子を中心に上手にリンゴの芯をくり抜き、砂糖とバターを入れてアルミホイルで包んでいきます。

竹を素焼きして余計な油を取り出し、いよいよ焼き始めていきます。

生地を竹につけ、火にかけていきます。ペアで息を合わせ生地がこぼれ落ちない絶妙なスピードで竹を転がしていきます。

だんだんと大きくなっていくバームクーヘンたち。途中から職人のような手つきで竹を回していました。一年分焼き終えるごとに「今。うちの子○歳!!」と我が子のように大切にしながら楽しそうに作っていました。

10年分ほど年輪を作り、鈴木さんのところへ持っていき竹から外してもらいます。切ってみると…綺麗な年輪ができていました!

端っこを食べてみるとこの笑顔です。熱々の焼き立てのバームクーヘンと焼き林檎の組み合わせは抜群!とても美味しく作ることができました。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・最初は失敗しないか不安でしたが、やってみたらとても楽しかったです。途中で煙が沢山出てきて臭くて、目が痛かったですが、そんな苦労を重ねてできたバームクーヘンはとてつもなく美味しかったです。

・人生初めてのバームクーヘンづくりでしたが、クラスのみんなと楽しく学習しながら美味しいバームクーヘンを作ることができました。全校の先生にも呼びかけて食べてもらいました。「とても美味しいよ!」と喜んでもらえて嬉しかったです。

 
2 先生方の感想、要望等

自然の森プロジェクトの節目として、2学期のお楽しみ会の1つでもあったバームクーヘン作りでしたが、子ども達の本当に楽しそうな顔が見ることができて担任として嬉しかったです。私も自宅でバームクーヘン作りに挑戦したことがありましたがうまくいかず、諦めていたところに鈴木さんから声をかけていただき、食材や火の準備、指導、片付けまで里山クラブの方々が丁寧にやっていただき本当にありがたかったです。私も子どもと一緒に楽しませていただきました。1人の力ではできないので、自然と友達同士で協力していく活動でよかったです。コロナの感染拡大で調理活動が制限される中、感染が落ち着いている時期に実施することができて本当によかったです。