里山体験学習①

授 業 名 里山体験学習①

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立寿小学校
実施学年、学級

参加人数

5年 59名
担当者 担任
実施日(期間) 2020年9月29日
講師名 寿さと山くらぶ、寿財産区
実施概要 【里山体験学習】

・里山トレッキング

・木の伐採見学

・木材を使った名札作り

実施状況
(授業風景)
○トレッキング

各グループに講師の先生方へ入っていただき、里山のトレッキングを行った。自然の空気をたっぷりと感じながら、山の中へと進んでいった。

歩いていると、シカが角を研いだ跡が残る木や珍しいきのこを見つける姿が見られた。里山の事前学習で聞いたように、動物や植物の広がっている様子を実際に見ることができ、子どもたちから驚きの声が聞こえてきた。見つけたものは講師の先生に詳しく話を聞いて、さらに深めることができた。

きずなの森へ到着すると、林業に関わる仕事や里山の役割について、講師の先生方からお話を聞いたり、自然の中で活動をしたりした。あるグループでは、川の近くまでくだっていき、実際に川の水に触れて、その冷たさを感じていた。また、別のグループでは、さらに奥深い山に入り、きのこを探していた。各グループで、きずなの森の良さを満喫することができた。自然を思い切り体感しながら、有意義な時間を過ごすことができたようだった。

○伐採見学

 たった1本の木を伐採するのに、さまざまな安全対策がされていることを教えていただいた。笛を吹くことで木を伐採する合図になること、ロープを木にかけて倒れる方向を決めること、滑車を用いて力を分散させることなど、初めて知ることがたくさんあり、熱心に話を聞く子どもたちが多かった。 木が倒れたときには「すごい!」「一瞬だけど、体が持ち上がったよ!」と、驚きの声があがった。伐採の様子を見るのは初めての子どもが多く、大変貴重な経験となった。

○名札作り

 ご用意いただいた木材に、一人ひとり考えたデザインで名札を作った。山や丸太やきのこなど、里山で見つけたものを描く子どもが多かった。できあがった名札を早速着け、友だちと見せ合う姿が見られた。満足できる名札を完成させることができた。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

○トレッキングでは、たくさんきのこを見つけることができました。家に持ち帰って家族で食べたら、とてもおいしかったです。今度は家族を連れて、みんなでまた行きたいです。

○伐採見学では、木が倒れるときに「ドーン!」と地震のようにゆれ

ました。それだけ重い木を安全に伐採する工夫を見学できてよかったです。

○木材で作った名札がとても気に入りました。これからたくさん使いたいです。

○きのこを見つけたり、思いっきり遊んだり、ふだんできないことをたくさんやりました。とても楽しかったです。

2 先生方の感想、要望等

里山くらぶ、寿財産区、寿公民館をはじめ、多くの方に支えていただき、里山体験学習を実施することができました。安全面やコロナ対策として、さまざまな工夫を考えていただき、大変ありがたかったです。のびのびと活動する子どもたちの姿がとても印象的でした。今後も、自然と関わる学習を大切にしていき、子どもたちに自然を大切にする心を育んでほしいと思います。