地域の素材で草木染をしよう②

授 業 名 地域の素材で草木染をしよう②

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 塩尻市立塩尻東小学校
実施学年、学級

参加人数

6年2組 27名
担当者 担任
実施日(期間) 2026年7月21日
講師名 布の仕事
実施概要 (1)採集したクズ・ヨモギを洗って準備する
(2)材料を煮てあくを取る
(3)材料を炭酸カリウムを入れて再度煮て色素を取り出す
(4)染色液に酢酸銅を加え発色と色止めを行う
(5)PH測定し、酢を加えて染色液を中性に調整する
(6)約1時間浸した布を取り出し、水洗いして干す
実施状況
(授業風景)
(1)採集したクズ・ヨモギを洗って準備する
家の周りから採集してきたクズとヨモギを、染色する手ぬぐいと同じ重さになるように量り取り、汚れを落とすために水洗いしました。

(2)材料を煮てあくを取る
材料の重さの10倍量(10mL/g)の湯で10分間煮出し、あくを取りました。
沸騰した湯で煮出す作業は非常に暑く、クズとヨモギが混ざった独特のにおいに苦戦する児童も見られました。
(3)材料を炭酸カリウムを入れて再度にて色素を取り出す

 

再び同量の湯を用意し、炭酸カリウムを加えて色素を抽出しやすくした後、さらに10分間煮出しました。

(4)染色液に酢酸銅を加え発色と色止めをしやすくする
葉を取り除いた染色液に酢酸銅を加え、発色と色止めを行いました。

 

(5)酢を加えて染色液を中性にしてより色止めしやすくする
pHが7(中性)になるよう酢を加えて調整し、染色液を完成させました。
(5)1時間漬け込んだ布を出して洗い干す
染色液が完成したら、事前に準備しておいた手ぬぐいを一斉に浸しました。
(手ぬぐいは事前に豆乳に浸して乾燥させ、ひもや輪ゴムを用いて模様ができるよう各自で準備しておきました。)

 

約1時間浸した後、手ぬぐいを2回水洗いして干し、完成しました。
クズで染めた手ぬぐいはヨモギよりもやや濃い緑色に染まりました。一方、繭ではヨモギの方が濃い緑色に染まり、素材による発色の違いも確認することができました。

 

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

(児童の感想文より)
「染め物をした感想」
染め物をしたのは2回目だったけど前にやった藍染のやり方と違う所が多かったから大変だったけど班のみんなと協力してできて良かった。くずを水で洗ったあとみんなで葉っぱをちぎってくずを煮たらくずを煮た時の匂いは藍染と同じぐらいくさかったけど、だんだん匂いがましになってきたけどまだくさかった。その後にだし汁をとって布を入れて、5時間目まで待って5時間目になって見てみたら綺麗な緑色がついていて「綺麗な緑色だな」と思いました。その後しっかり水で洗って布を縛っていた輪ゴムをとって模様をみてみたら、波みたいな模様になっていまいした。友達のもみてみたら友達の模様は丸い形がいっぱいある模様になっていました。今回はくずを染めたけどヨモギをやってた人もいたからいつかヨモギも染めてみたいなと思いました。
「草木染日記」
私はヨモギで染物をしました。最初にヨモギをボウルに入れて、ヨモギを軽く洗いました。その次にお湯を沸かして大きい鍋にお湯に移動させました。
でも私は匂いがきつすぎてベランダに避難しました。私が戻ったら、お酢を入れていました。皆で匂いを嗅いでみると、私は結構近くで嗅いでしまったので、涙目になるくらい、鼻が痛かったです。お酢を入れて、皆で軽くかき混ぜました。三時間目と四時間目が終わって、五時間目になりました。よく近くで見るときれいな緑に染まっていました。私は友達と一緒に布を洗いました。ほかの人のを見たら、めっちゃ綺麗な色に染まっていて、私は、「私もこんな色みたいに綺麗だったらな〜」と思いました。1日後に干した自分のを見ると綺麗な薄い緑色に染まっていて良かったです。大成功でした。これは宝物の一つとしていきたいと思いました。また皆で作って宝物にしたいです。

2 先生方の感想、要望等

・7月の暑い時期の活動であり、エアコンを稼働させて窓を開けていても、室内は暑く、独特のにおいが漂う環境でした。しかし、そのような苦労を乗り越えて完成させた手ぬぐいは、子どもたちにとって思い出深い宝物となり、貴重な経験になったと感じています。
・自分たちで近くの土手などから採集した植物が、美しい緑色に染まる様子を体験できたことは、身近な地域の自然に目を向ける貴重な学習となりました。
・今後は、自分たちで育てた植物を使った草木染にも取り組む予定です。身近な自然を生かした体験活動を通して、地域の環境や自然への関心をさらに深め、豊かな学びにつなげていきたいと考えています。