地域の素材で草木染をしよう①

授 業 名 地域の素材で草木染をしよう①

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 塩尻市立塩尻東小学校
実施学年、学級

参加人数

6年2組 27名
担当者 担任
実施日(期間) 2026年6月29日
講師名 布の仕事
実施概要 (1)講師による草木染についてのお話
(2)草木染で大切にしたいことについて
(3)1年間を通して、実際にどんな草木染をしていくかの計画
実施状況
(授業風景)
(1)講師による草木染についてのお話
講師の丸山邦江先生から、実物を提示していただきながら、草木染の基本について説明を受けた。
まず、草木染の歴史について学んだ。草木染は縄文・弥生時代にはすでに行われており、飛鳥・天平時代には中国から伝わった織物や染色の技術によって発展したことを知った。また、平安時代には十二単に代表される衣文化にも草木染が用いられていたことを学んだ。

次に、草木染の種類について説明を受けた。実際に染められた作品を見せていただきながら、植物によって赤色・黄色・緑色など、さまざまな色を染められることを知った。

続いて、媒染について学んだ。染色後に使用する媒染剤によって、同じ植物でも仕上がりの色が変化することを理解した。アルミ、銅、鉄、アルカリなど、それぞれの媒染剤の特徴についても説明を受けた。
さらに、布の種類による違いについて学んだ。動物性繊維は植物性繊維よりも染まりやすく、絹は染まりやすい一方で、綿は下処理を行うことで染まりやすくなることを知った。

(3)1年間を通して、実際にどんな草木染をしていくかの計画
学習した内容を基に、丸山先生の助言を受けながら、1年間の活動計画について学級で話し合った。その結果、次の5つの目標を設定した。
① 家の周りにある草を使って「緑」を染める。
② 学校で育てているパンジーを使って「黄色」を染める。
③ 学級で育てた紅花を使って「赤色」を染める。
④ 身近な野菜であるナスを使って「紫色」を染める。
⑤ 卒業記念となる草木染作品を制作する。
①~③については、丸山先生の指導を受けながら学習を進める予定である。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・想像以上に多くの色を染められることを知り、驚く児童が多く見られた。
・媒染剤によって色が変化することを知り、「色水を作れば染まる」というイメージとの違いに驚いていた。
・「早く自分たちでも草木染を体験してみたい」と活動への期待を高めていた。
・自然の草木を材料として使うからこそ、自然環境を大切にしながら活動する必要があることを学び、環境への意識を高める様子が見られた。

2 先生方の感想、要望等

社会科では歴史学習を進めている時期であり、平安時代の十二単など、草木染が昔から人々の生活に深く関わってきたことを関連付けながら学ぶことができた。教科横断的な学習としても効果的であった。
また、自然の材料を活用する活動を通して、必要以上に採取しないことや地域の自然を大切にすることなど、環境保全への意識を育む学習につながった。