開明自然の森“復興”プロジェクト~1年生との木工交流会の準備~

授 業 名 開明自然の森“復興”プロジェクト~1年生との木工交流会の準備~

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立開明小学校
実施学年、学級

参加人数

6年 29名
担当者 担任
実施日(期間) 2021年11月29日
講師名 寿さと山くらぶ
実施概要 植物の光合成プロジェクトの後、子ども達の中に「自然の森で1年生と遊びたい」「木を使って工作をしたい」という願いがあった。そこで前回剪定した木を使い、木工交流会を企画することとなった。6年生が1年生に教える立場となるために、小物の作り方と教えるときのポイントを寿里山クラブの方々から教えていただいた。
実施状況
(授業風景)
『ネームプレート』『キーホルダー』『きこりのおじさん』『ぶんぶんゴマ』『ペン立て』の5つのグループに分かれ、それぞれのブースで活動に取り組みました。

ネームプレート

ドリルを使って穴を開け、紐を通して結びました。単純な工程ですが、紐の結び方で大苦戦していました。『自在結び』という長さを調節できる結び方を教わり、グループ内で何度も確認しあっていました。完成したものを首に下げ本当に満足げな笑顔をしていました。

キーホルダー

キーホルダーは自分達の好きな形に木を切り、ピカピカになるまでヤスリで磨きました。ノコギリも前回の枝払いでコツを覚えたのか、とても上手に使いこなしていました。

きこりのおじさん

自分達の作品を作り終えると、交流会の準備を進めていました。枝分かれしたちょうどいいおじさんの鼻になる木を探して切っていました。

ぶんぶんゴマ

作業工程が多く一番時間がかかっていました。どこまで準備しておけば1年生が時間内に作れるか、1年生のサイズに合わせた紐の長さなど交流会を想定し相手意識をもって作業する姿がありました。

ペン立て

グループ内で分担し、活動と並行しながらメモを取っている姿もありました。ペンをたてる穴は大きく、ドリルで穴をあけるのが大変そうでしたが、3人がかりで協力し取り組んでいました。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・思ったより簡単に作れて、かわいいおじさんができてうれしかった。木を切るのが難しかったけど、のこぎりと自分の肩をまっすぐにしながら切ったらすごーく簡単にできました。1年生にもわかりやすく教えてあげたいです。

・ドリルの使い方やペン立ての使い方がわかった。穴をあけるときは貫通しないようにする力加減が難しかったが、穴をあけ終わったときは気持ちよかった。

 
2 先生方の感想、要望等

グループごとわかれ、それぞれに講師の先生がついていただけたことで、子どもたち1人1人が丁寧に教わることができてよかった。「1年生の教えるために」というのが目的でしたが、子どもたち自身も本当に楽しみながら製作をしている姿がたくさんありうれしかったです。学校の木を自分たちの手で切りだして作った小物にとても愛着がわいたようで、キーホルダーや名札を授業の後も1日中、身に着けている子もいました。