気候変動と私たちのつながり③

授 業 名 気候変動と私たちのつながり③

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立安曇中学校
実施学年、学級

参加人数

3年 6人
担当者 担任
実施日(期間) 令和8年2月25日
講師名 平島 安人
実施概要 「気候変動と私たちのつながり」第3時間目として,生徒が自ら調べた環境問題を発表した。発表後平島さんからSDGsの本質である人権や「声を上げる」等の行動の大切さのメッセージ平島さんとの授業を終えた。
実施状況
(授業風景)
・事前の授業において,自らの関心に基づきテーマを深掘りする「個人追究の時間」を2時間設定した。そして迎えた本時は,これまで各々が調べ上げたこと,そこから深く考えたこと,そして素直に感じたことをクラス全体に向けて発表し合う共有の時間とした。発表の直前には,互いに「緊張するね」とそわそわしながら不安を口にしていた生徒たちでしたが,いざ自分の順番が回ってくると,その表情は真剣そのものへと変わったた。みんなの前に立つと,先ほどの緊張を微塵も感じさせないほど堂々とした態度で自らの調査内容を語り,さらには「この問題に対して,今の自分に具体的に何ができるのか」という実践的な一歩までも力強く発表する生徒もいた。

・発表の場面では,単に原稿を読み上げるだけでなく,提示した図表を指さしながら重要なポイントを強調し,聞いている仲間に向けて熱心に訴えかける姿が教室が多く見られた。これは,第1時の授業で平島さんの貴重なお話を直接聴き,気候変動という問題を「自分ごと」として深く受け止めたことが大きく影響している現れだと感じた。その強い思いを原動力にして,自らが追究したいテーマを主体的に掘り下げて調べてきたからこそ,生徒たちの語る言葉には確かな説得力と熱を帯びた力があり,終始堂々とした自信に満ちた素晴らしい発表が続いた。

・一人の発表が終わるたびに平島さんから短評をいただき,「みんなは?」と全体に投げかけをしてくれました。それにより,発表を聴くこと・考えること「自分事として」とより深く考えている様子があった。

・最後に講師の平島さんから総評をいただいた。さらに中学生に向けたメッセージをいただき,授業は終えた。平島さんより「国際法上,国家には気候を保護する義務があり,SDGsの本質である「人権」を守り誰もが幸せに生きる社会への変革が求められています。気候危機に対しては,節電や「声を上げる」など誰もができる10の行動があります。すでに若者主体の気候訴訟や中学生の環境学習など具体的な行動が広がっており,林業を起源とする「持続可能」な脱炭素社会の実現に向けた歩みが進んでいます。考えることをこれからも大切にしてください」

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・発表が一番最初でとても緊張しました。でも,いままで調べたまとめを発表できて良かったし,話すと,「私けっこう調べてたんだなぁ」って思いました。平島さんがipccのことを言ってたようにまだまだ調べることができるんだなと思いました。
・調べていたことをしっかり発表できてよかった。これからも未来のことを考えていきたい。
・自分が今まで調べてきたことを詳しくみんなに発表することができてよかった。発表を聞いて全然自分とも違う発表が聞けて生物,マイクロプラスチックなどの話の観点からも環境問題を聴けて改めて環境問題の深刻さを知れた。
・発表を聞いて,知らないことが多くて,温暖化について考えるには,もっと多くの情報を知りたいなと思った。自分だけじゃなく,世界中の人が知れるようにもしてほしいです。
・海洋汚染と温暖化の関係について調べて発表して,ひらさんに独特だと言われてなかなかない観点から学ぶことができて良い勉強になった。またひらさんの発表では考えて声を上げる大切さを改めて知ることができた。また,SDGzの本質は人権ということを知って,みんなの人権を守るためにもSDGzについてしっかり考えられるような大人になっていきたいと思う。
・自分で調べたり平島さんの資料を見ていく中で,自分の意見をしっかり言うことが世の中を一番変えられるのだと気づけた。自分の調べたことは自分の将来にも活用していきたい。

2 先生方の感想、要望等

・今回の最終発表まで,生徒は終始「自分事」として追究していた。中学校を巣立つ生徒たちが,これからも疑問に思うことや気になることを自分の納得解が得られるまで追究する楽しさを,感じ取ってくれたのではないかと思う。