水の生物の観察会

授 業 名 水の生物の観察会
実施学校名 松本市立田川小学校
実施学年、学級

参加人数

3年1組25人 2組25人 計50人
担当者 担任
実施日(期間) 平成29年6月7日(水)
講師名 川の自然と文化研究所(NPO)・松本ホタル学会
実施概要 ①1組は奈良井川脇の湧水(松島橋北側付近)に行って2年生と共に水中生物を探す。

②松本ホタル学会の方と一緒に調べる。

③2組は田川入船橋付近で水中生物を探す。

④学校に戻り、それぞれの川で捕まえた水中生物を発表、比較し、ルーペ等で観察する。

⑤水中生物の記録の書き方を講師から習い、絵と文で記録する。

実施状況
(授業風景)
《奈良井川脇湧水に行った1組》

①去年と同じ場所、奈良井川脇湧水で  2年生に「ほら、こんなふうにとってごらん。これがトビケラだよ。」

②「これなあに」今年初めてお世話になる、松本ホタル学会(まなぶかい)の方に、積極的に質問。

《田川入船橋付近に行った2組》

③田川には魚がいっぱい。興奮して水着で探す子ども達。市役所の環境課の方も来て、名前を教えてくれました

④発表会。水温14℃

奈良井川脇湧水-サワガニ・ヒメフナムシ・ミミズ・ヒル・プラナリア・ヨコエビ・幼虫(トビケラ・ガガンボ・カゲロウ)

田川-魚(ヨシノボリ・オイカワ)幼虫(トビケラ・カゲロウ・トンボ)

④記録会。

2年目の今年は、ルーペやピンセットもうまく使える。足の数や、足がどこから出ているかに注目して描こう。

 

 

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等(原文のまま)

・田川には魚や生き物がいっぱいいて、奈良井川は生き物が少なくてカニがいっぱいいた。

・いっしょの川でも(川ということはいっしょでも)、ちがうものがとれるんだなあと思った。

・田川の川は初めてで、新しい魚もいて最高に楽しかった。

・奈良井川にはいなかったヨシノボリという魚を田川で取った。急にジャンプして川ににげてしまってざんねんだった。

・田川で死んだ魚をつかまえたと思ったけど、なぜかふっかつしてジャンプしてにげた。もしかしたら、しんだまねをしてかくれていたところを、私たちがつかまえちゃったのかもしれない。

・奈良井川にプラナリアがいるとは思わなかった。

・ぜんぜん田川と奈良井川の生き物はちがった。

・一人だとあぶないからいかないけど田川小学校のみんなと生き物さがしに行くと楽しい。またいきたい。

 

2 先生方の感想、要望等

・とても良い活動ができている。今年は松本ホタル学会の皆さんも一緒に活動できた。地元の方がいらして川に詳しくてありがたかった。

・H26年度は違う学年が田川で、H27・28年度はこの学年が奈良井川脇湧水で、生き物探しを行っている。H29年度は、両方の場所を比較する形で、観察ができてよかった。

 

3 その他

・ちょっと後に、田川公民館が渚神社の方の川で生き物観察会を開いた。何か共同でできることがあるかもしれない。

・活動が新聞に載ったところ、地元の方が過去に調べていた水生昆虫の記録を寄贈してくださった。