開明自然の森“復興”プロジェクト~植物の光合成プロジェクト~

授 業 名 開明自然の森“復興”プロジェクト~植物の光合成プロジェクト~

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立開明小学校
実施学年、学級

参加人数

6年 29名
担当者 担任
実施日(期間) 2021年11月4日
講師名 寿さと山くらぶ
実施概要 開明自然の森の生態調査・水質調査を実施し、藤山先生のお話から「木が増えすぎており、葉が邪魔をして池の中に日光が届いていない」という課題ことがわかった。そこで、子どもたちが「植物の光合成プロジェクト」と題し、ビオトープのすべての植物に日光を届けるため木の枝の剪定をすることになった。
実施状況
(授業風景)
鈴木さんと出会い、オリエンテーションから始めました。鈴木さんから森焼についての話をしていただき、一所懸命にメモをとる子や真剣に話を聞く子どもたちがいました。

 

「木材で遊具やベンチを作りたい」「図鑑をつくっている」という自分たちの現状ややりたいこと・願いを伝え、鈴木さんの専門的な立場から助言や参考資料などをいただくことができました。

枝払いの準備でノコギリやヘルメット装着をしているときの様子です。ノコギリは初めて使う子がほとんどで楽しみと不安が入り混ざりながらもワクワクした様子で準備をしていました。

 

安全に行うためにどうすればいいのを子どもたちも参加しながらお手本を見せてくれました。初めて使うノコギリに怖がっていましたが、慣れてくると楽しそうにどんどん作業が進んでいきました。グループで協力して役割を決め、交代しながらクラス全員が体験をすることができました。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・木を切るのには結構力が必要でした。特にリョーブの枝はつるつるして固く切るのが大変で腕が痛かったです。けれど枝を切ったおかげで、自然の森の景色がよく見えるようになりました。

・切った木のにおいをかいでみて、ゴボウのようなにおいのする木があったり、スズメバチが罠をしかけている実があると教えてもらったりすごい勉強になった。

・のこぎりで枝を切るときは木くずが出てきて、ちゃんと切れているなと感じました。最初は怖かったけど、夢中になってできました。

 
2 先生方の感想、要望等

子ども達の活動量も安全も確保していただきとても充実した時間を過ごすことができました。私自身も学ぶことがあり、子ども達もたくさん学びがありました。自分達がやりたいことに対して実現できそうなアドバイスを鈴木さんからいただき、これから期待に胸を膨らませていました。作業中はグループで協力して、自分たちで切る枝を判断し、どんどん活動が進んでいきました。子ども達の真剣な表情と成長に驚かされました。木の断面や匂い、木肌の触り心地、ノコギリを入れた感触など五感を使って体験的な学びをすることができました。

作業を終え、少し離れたところから自然の森を眺めると「見通しが良くなった!」「これで1・2年生も遊びやすくなるね!」と達成感を感じている子どもたちがたくさんいました。