飲める水を作ろう②

授 業 名 飲める水を作ろう②

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立鎌田小学校
実施学年、学級

参加人数

4年 30名
担当者 担任
実施日(期間) 令和3年11月18日(木)
講師名 すえなみブッシュクラフト
実施概要 ・水の循環

・ろ過器を作製して泥水をろ過し、きれいな水(飲める水)を作る。

実施状況
(授業風景)
【講義】

「飲める水」と「飲めない水について」

身の回りにある水を、飲める水と飲めない水に分類した。

「飲めない水」とは

・見えるゴミが入っている水

・見えない →生物、菌、ウイルスなど

→科学物質(農薬、合成洗剤、放射性物質など)が含まれる水

・海水

これを「飲める水」に変えるには

→ろ過、煮沸、蒸留などが必要。

でも、大地はこれを行ってくれている。結果川の水・湧き水などになる。

これまで、2回の湧き水巡りに行き、水に興味をもっている子どもたち。

「わき水は、どこを通ってくるのですか?」→「一部わかるところもあるが、ほとんどがわからない。」

・地球上にはまだわからないことがたくさんあるんだな。

・わきだしてくるには、30年くらいかかる(こともあるらしい。)長い時間をかけて、色んな所を通ってろ過され、きれいな水になって湧き出してくる。

【実習 濾過器作り】

ろ過器

もみ殻燻炭を麺棒でつぶす+もみ殻燻炭を麺棒でつぶす+川砂を入れてつぶす+浮かないように砂利を入れる。

→ここに泥水を入れる。

理科「雨水のゆくえ」で粒が大きいより、粒が小さい方が水がきれいだったので、たくさんつぶしたほうがいいかなと思って、粒が小さくなるようにした。すごく汚い泥水を入れたのに、きれいな水になってびっくりした。

 

授業について 記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・大地が人の手を使わずにろ過することがすごいと思った。

・何度も繰り返してろ過したら、どんどん水がきれいになって飲んでみたくなった。

・自分たちが作ったろ過装置で、きれいな水ができてびっくりした。

 

2 先生方の感想、要望等

社会「浄水場」理科「雨水のゆくえ」や総合「松本わき水巡り」などで、水に親しみ、興味をもっていたが、「ろ過装置」できれいな水を作ることができること(浄水場も同じようにろ過している)、「大地(自然)」が飲める水を作り出す仕組みをもっていることを教えていただき、今までの学習が繋がって、理解が深まった。
特にわき水に関してはまだ疑問がたくさんあるが、末次さんのお話の中で「わからない」ことがあることを教えていただき、今後の学習の中でも解決できないこともあるということを知ることができた。