自然体感プログラム③

授 業 名 自然体感プログラム③

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立菅野小学校
実施学年、学級

参加人数

1年 33名
担当者 担任
実施日(期間) 令和2年10月21日(水)
講師名  特定非営利活動法人わおん
実施概要 ・自然の中で同じ色を探そう。

・万華鏡づくり

実施状況
(授業風景)
【自然の中で同じ色を探そう】

はじめに、講師の山田さんより、「ここから見える景色の中にいくつの色があるかな」と投げかけてもらいました。始めは「5つ」「6つ」と答えていた子ども達ですが、山田さんが1枚の葉っぱを手に取り、「この葉っぱの色は?」「全部同じ色?」「裏は何色?」など問いかけると、子ども達はよく観察し、「同じ黄色でも色が少しちがう」と答え、自然の中にはたくさんの色があることに気がつくことができました。

そして、色カードを配布してもらい、2人ペアでカードと同じ色を探す活動をしました。いつも遊んでいる場所でしたが、「カードと同じ色を探す」という視点で歩くと、普段は目にとまらない葉っぱや木の実、石に注目して観察する姿がたくさん見られました。

青が見つけられない児童には、「あっちを見てごらん」とアドバイスし、山や空の青に注目させてくださいました。

【万華鏡づくり】

色の関心が高まったところで、山田さんから「この集めた葉っぱとかで万華鏡を作ろう」と提案していただきました。

万華鏡のキットを見ると子ども達は「おもしろそう!」「やりたい!」と活動への意欲がさらに高まりました。

ペアでキットを手に取ると、どんどん見つけた葉っぱや木の実や石を入れ、万華鏡をのぞいていました。

「見てみてー!」と、自分で作った万華鏡を、次々に山田さんや担任のところへ見せに来ました。「木の実を入れると色がきれい!」と、色を工夫しながら作る姿が多く見られました。

とても楽しく活動することができ、時間が経つのがあっという間でした。

「楽しかった」「またやりたい」と、大満足の子ども達でした。

 

授業について 記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

○身近なところにある葉っぱもよく見ると同じ葉っぱの中でも色が違う。

○すぐ見つかる色となかなか見つからない色もある。

○他の場所でも色を探してみたい。

○葉っぱや石や実も万華鏡に入れるとすごくきれいになる。

○自分で作ってみたくなった。

○作った万華鏡もって帰りたかった。

○簡単に出来るから百円ショップでキットを買って作りたい。

 

2 先生方の感想、要望等

○庭にある身近な自然素材である葉っぱや実、石などを、見て、触って、見比べてと体感を通して触れていくことで、「よく見なさい」とあえて言わなくてもジーっと夢中で探し、見るようになる子どもたちの姿に、自然体感プログラムの良さを感じました。

○配色カードも見やすく、使いやすいサイズにラミネートされていて、1年生の子も簡単に扱うことが出来、教材の作り方も参考になりました。

○配色カードも万華鏡もペアで一つというのも、それはそれで自然とコミュニケーションを働かせられ、良かったと感じました。

○日ごろ遊びや学習の場として馴染みのある庭であったが、視点を変えると見方考え方も広がるということを学ぶことが出来ました。1時間があっという間で、もっとやりたい!と思うほど夢中になった良いプログラムでした。