大河の一滴スライドショー④

授 業 名 大河の一滴スライドショー④

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立波田小学校
実施学年、学級

参加人数

3年 35名
担当者 担任
実施日(期間) 2020年9月2日
講師名 合同会社リトルピークス
実施概要 上高地源流見学に向けて、リトルピークスの小峰さんに「大河の一滴」の授業をしていただいた。梓川の源流までさかのぼり、その一滴が大河の一滴となり、梓川、犀川、千曲川、信濃川と名前を変えながら、海に注ぐ様子をイメージできるようにする。
実施状況
(授業風景)
・槍ヶ岳などの梓川の上流の山々に降った雨や雪の一滴一滴が集まり、梓川となる。

・梓川がどんどん大きくなり、流れ下る。奈良井川と合流して犀川となる。犀川は、千曲川と合流して千曲川となる。県境を越えると信濃川となる。そして最後に日本海へ流れ込む。

・梓川は、みんなの暮らしや文化としっかりつながっている。九州の安曇族がここまで来たという。

・梓川の水により、農作物がとれる。キノコなど山菜がとれる。自然の恵みをたくさんいただいている。ところが、人間はゴミを捨てて汚してしまう。人工物を作って自然を壊してしまう。しかし、ダムも人々にとって必要である。上流に住む私たちは、川をきれいにして、下流の人に渡そう。海の生物が、人間の捨てたゴミにより死んでしまうこともある。考えていかなければならない。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・梓川は、北アルプスのたくさんの川が合わさって流れてきているこ

とを知った。槍ヶ岳にある梓川の源流を見てみたい。

・梓川では、昔は波田のあたりまでサケが上ってきていたけれど、ダ

ムができて捕れなくなったとはぜんぜん知らなかった。

・梓川の水が少ないのも、ダムが造られていろいろなことに使われているとわかった。水も、なければ困るし、洪水になっても困る。

・ごみが川に入ると、海にまで流れていってしまう。自分たちが捨てたごみで、海の生き物が死んでいるかもしれない。特にプラスチックのごみを川や海に捨てないようにしたい。


2 先生方の感想、要望等

・ただ単に、梓川の始めと終わりを教えていただくのでなく、川が私たちの生活と密接に結びついていること、川の恩恵を受けていることを教えていただいて、良かった。

・私たちが、川を汚すことによって海の生物にまで害を及ぼしていることが分かり、川を汚さないでおこうという意欲をもつことができた。