行ってみたいな上高地

授 業 名 行ってみたいな上高地

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立安曇小学校
実施学年、学級

参加人数

4年 6名
担当者 担任
実施日(期間) 2020年8月26日
講師名 山と自然の案内人事務所
実施概要 地形と水の流れとの関係を立体地図を見たり、山の稜線を見ることで感じる。上高地の豊かな水を5つの地点で、水や周辺環境を見たり、嗅いだり、触ったり、飲んだりして五感で感じる。各地点で機器を使って水質を調べ、分析用に採水する。西糸屋山荘で、清水川と玄文沢の2つの川を源流とする水を飲み比べる。
実施状況
(授業風景)
山から水が湧き出ているところを見て、水の量や冷たさに驚いた。

清水川の水は、年間200万人来る観光客のトイレやお風呂の水もまかなえていることを聞いて、清水川の水量に大変驚いた。

西糸屋山荘のご主人に2種類の水をコップに入れて用意してくれていた。子どもたちは、清水川の水の方が“味が残る”、玄文沢の水の方が”さらさらしている”と表現した。子どもたちは、玄文沢の水の方が美味しいと感じた。2種を混ぜて飲んでみるなど、積極的に実験した。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・水の味が想像以外に違って驚いた。

・清水川の水の量が多くて驚いた。

・水が冷たくて驚いた。

・水量が少なくて、川の水がいつもと違う方向へ流れているという話を聞いて、不規則な自然をリアルに感じた。


2 先生方の感想、要望等

講師の石塚さんは、上高地と子どもたちの住む安曇は、行き来はぐるっと回るので遠く感じるが、地形的に見るととても近いことを何度も伝えてくださった。自作の立体地図を何度も見せて、今いる場所や上高地の方角、見えている山、安曇の方角などを常に確認してくださったので、子どもたちも上高地と安曇の位置関係や、地形と水の流れの関係がイメージできた。今まで、上高地の水と言えば、清水川と梓川というイメージしかなかった子どもたちが、数多くの湧水や小さな支流、玄文沢という川を教えてもらい、たくさんの水があることを実感できてよかった。清水川の水は、トイレやホテルの水で使われており、観光客の使用する分も全てまかなえるほどの水量があることを教えてくださり、子どもたちに莫大な水量が印象付いたことで、次の「水はどこから」の学習につながった。西糸屋山荘はコップに水をついで状態で待っていてくださり、とてもスムーズに利き水ができた。子どもたちは、梓川には、大きく分けて六百山から流れてくる水と穂高岳の方から流れてくる水があることを、河童橋下流から、山の地形を見て確認した上で、それぞれを源流とする水道水の飲み比べをした。水の地点と味の違いを、強く実感できた。