堰の生き物、全員集合!!

授 業 名 堰の生き物、全員集合!!

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立島内小学校
実施学年、学級

参加人数

3年  29名
担当者 担任
実施日(期間) 令和元年9月3日
講師名 川の自然と文化研究会(NPO)
実施概要 ・車屋・崖下堰で見られる生き物について、自分たちで採集したり、講師の方が採集したものについて、その生き物について講師の方に聞いたり観察したりしながら、活動した

・ふり返りの活動では、車屋・崖下堰で見られた生き物について、自分たちの感じたことを踏まえながら、自分たちの図鑑を作ることで、より学びを深めた

実施状況
(授業風景)
以前の総合的な学習の授業で車屋堰の存在を知っていた子どもたち。どんな生き物がいるのか、以前から知りたがっていたので車屋堰での生き物探しにとても意欲的だった。

はじめは、車屋堰の細い支流で生き物探しを始めた。はじめはヨコエビをたくさん採ることができた。活動をしていくうちに、川の底や側面の草が生えているところに生き物がいることに気がつき、探し始めた。

ヨコエビ以外にも、トビゲラの幼虫やヤゴにトノサマガエル。ヒルやブヨの幼虫。珍しい生き物だと、スナヤツメも見つけることができた。蛙を食べている昆虫も見つかり、身近な環境での食物連鎖を目の当たりにすることもできた。

学習の最後に講師の先生に、捕まえた生き物について説明をしていただいた。子どもたちが見たことのない、スナヤツメなど詳しく説明していただけたので、新鮮な驚きがあった。学校に戻り、見つけた生き物について絵と文章でまとめたが、講師の先生方に教えていただいたことを書いた子どもがたくさんいた。

子どもたちの感想の中に「車屋堰があることは知っていたし、見たこともあったけど、こんなにたくさんの生き物がいることに驚いた。」というものがあった。普段近すぎて見逃しがちな場所にも、たくさんの生き物が住んでいることに気がつけた活動になった。

授業について  記 入 者
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

どの子も大喜びで水の中に入り、時間いっぱい生き物採集をたのしんでいた。

・知らない生き物がいっぱいいたけど、面白い動きをするものとか、珍しい生き物とかも採れて、嬉しかった。

・時間が短かった、もっとやりたかった。

・専門の先生に教えてもらってすごく勉強になったし嬉しかった。

普段消極的な子が、自分から進んで講師の方に聞きにいったり、抵抗を示していた子たちが自分から水の中に入っていったりと、活動に夢中になっている姿が見られた。

2 先生方の感想、要望等

子どもたちにとっても職員にとっても、とても楽しく活動でき大変ありがたかった。子どもたちはまた自分たちの見ていないほうの堰にも行って、いろいろな生き物について詳しく知りたいという願いを持っている。可能ならばまた講師の方々にお願いして、今回のような活動をしたいところだが、予算的な関係で2度、3度ということができないのが残念に思う。また、機会があったら計画したい。