4の4 ツリーハウスプロジェクト 第3回

授 業 名 4の4 ツリーハウスプロジェクト

【「信州環境カレッジ」補助事業】

実施学校名 松本市立島内小学校
実施学年、学級

参加人数

4年 29名
担当者 担任
実施日(期間) 2019年6月13日 8:50~10:25
講師名 寿さと山くらぶ
実施概要 ・手すり作り

・階段作り

実施状況
(授業風景)
この授業の前時まで、屋根を作ることになっていたのですが、実際に屋根の支柱を取りつけると、何人かから、「これで、屋根つけたらモミジの葉っぱが見えなくなっちゃう。」「自然を楽しむはずのツリーハウスなのに空が見えなくなるのは…」という声が上がりました。クラスの中でも、屋根をつけるかつけないか話し合いに話し合いを重ねました。全員から意見を募り、半分だけ取りつける折衷案や屋根の部分に遊具を取りつける改造案など多くの意見がありましたが、最終的に屋根をとりつけないことになりました。

そのあとの授業であったので、屋根以外の階段と手すりの部分を仕上げることを目標に、大きな2つのグループに分かれて活動をしました。階段は、足場を広く取ったり、前回の作業に引き続き補強をしたりしました。のこぎりを使い木材を斜めに切らなければいけなかった部分は、講師の先生方にお力を貸していただきながら切っていきました。水平機などの道具は、子どもたちもすっかり使えるようになり、進んで取り組んでいる姿がみられました。手すりのグループはやすりががけがメインとなったため、手すりが終わると、床や木登りの遊具もやすり掛けをしていました。手触りをよくしようと使う人のことを考えながら、活動をしていました。

 

授業について  記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・初め、屋根を作らないことになったとき、「せっかく屋根のための藁を準備してくださったのに、鈴木さんや桐原さんはどのように思うだろう。」と不安な表情を浮かべていた子どもたち。実際に鈴木さんたちに話をすると、「みんなが決めたことだから。」と受け止めてくださいました。自分たちでじっくりと考えた結論を講師の先生方が受け止めてくださったことに、感謝の気持ちをもつと同時に、「また先生方と一緒にがんばろう!」という意気込みにつながったと感じました。


2 先生方の感想、要望等

・講師の先生方に藁や茅など屋根になる材料をさまざまな手段で探していただきました。私自身も地域の神社や公民館などをあたりましたが、なかなかみつからず苦戦しました。子どもたちに材料をいろいろな方々が探してくださっていることを話すと、多くの方の協力があってこの活動ができているのだなと改めて感じていることがひしひしと伝わってきました。最終的には、屋根は作らないことになりましたが、この感謝の思いもツリーハウスに込めながら、活動を進めていければと感じました。