水の生物の観察会

授 業 名 水の生物の観察会
実施学校名 松本市立田川小学校
実施学年、学級

参加人数

1学年 48名
担当者 学級担任
実施日(期間) 平成27年6月22日(月)  9:00~10:50
講師名  川の自然と文化研究所(NPO
実施概要 目的地:奈良井川脇の湧水 松島橋北側付近

目 的:身近な川で生き物探し(主として昆虫類)をすることを通して、自然の中でいろいろな生き物が生きていることを知り、自然への関心を高める。

実施状況
(授業風景)
6月22田川1

6月22田川2

  • 田川小学校から、奈良井川まで移動。途中、川の名前や流れの説明を聞く。
  • 川原で講師の先生や信州大学の学生ボランティアとの顔合わせをする。
  • 湧水に入り、生き物探しをする。タモの使い方を習ったり、生き物がいそうな場所を教えてもらったりする。
  • 草が生えているところを足でかき回したり、石を持ち上げて裏を見たりして「ヨコエビ」、トリケラ(トプス)と間違えやすい「トビケラ」、「糸ミミズ」「カゲロウ」「ガガンボ」かわいい「ニジマス」を見つけた。
  • 担任から、オオカワジシャが特定外来生物だと説明されて、一生懸命抜いて川をきれいにしている子もいた。

水温18度でよく晴れた日だったので、水着になって水遊びをしたり、川の砂でお団子を作ったりする子もいた

 

実施状況
(授業風景)
 mH28.p20.16月22田川3

⑦だんだん先生たちに聞かなくても、自分たちで捕まえ方を伝え合ったり、とった生き物の名を教えあったりしていく子どもたち。

⑧最後に、川原で生き物の種類別に分けたトレイを見て、説明を聞く。みんな興味津津で見ていた。

授業について  記 入 者 学級担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・子どもたちは、生き物探し・草取り・泥団子作りなど、いろいろな形で川遊びを楽しんでいた。

・行くまでは、虫を触るの嫌だな、など心配していた子どもが、いってみたら「水がきれいだったこと」で川の中に入っていき、帰宅後はおうちで「魚がいて○君が取ったんだよ」などと、楽しかった様子を話した。

・子どもたちは「ヨコエビ」「トビケラ」「ニジマス」など、捕まえた生き物の名前をよく覚えた。

・ふだんの授業でなかなか良さが発揮できない子が、生き物探しに熱中して生き生きとした姿を見せてくれた。友だちとも仲良く協力して活動できた。

・子どもの中には、後日家族に場所を紹介し、家族で川遊びに来た子もいた。校区の近くにある川に親しみを持ってもらえた。

・2学期に1年生の学習で何が楽しかったか聞いたところ、川遊びをあげる子が多くいた。

2 先生方の感想、要望等

・とても良いプログラムなので、来年もぜひ行いたい。

・ちょうど6月は川原の整備を地区でも行うので、草刈りが大体済んでいて良かった。この時期に行ったことは良かった。

3 その他

講師の2人の先生が採集活動が大好きで、熱意と専門性のある方と活動でき、楽しく川で遊ぶことができた。

準備段階には、学校周りの川を一緒に下見していただき、1年生という発達段階を考えて川を決め、当日は、直前に草を刈っていただいたり、タモやトレイを用意していただいたので、負担もなく実施できた。

川での学習ということで、雨天の場合、水量が増した場合、というように細かく打ち合わせをした。安全第一で学習を進めていただき、当日も子どもたちが疲れる前に採集を終了した。