やさしい放射線の実験教室

 

授 業 名 やさしい放射線の実験教室
実施学校名 会田中学校
実施学年、学級

参加人数

3学年 43名
担当者 3学年担当職員
実施日(期間) 平成25年7月4日(木)
講師名 株式会社環境技術センター
実施概要 講義 ・放射線について,エネルギーについてなど

実験 ・放射線測定器を用いた測定実験(校舎内外各所の測定)

・遮蔽実験

・軌跡の実験

実施状況 (授業風景) mH25p7.1mH25p7.2

最初に,放射線やエネルギーに関する基礎的な事項について,講師の宮澤先生から教えていただきました。

mH25p7.3mH25p7.4

基礎的な事項について理解した後,放射線測定器を用いて測定です。

最初に,測定器の使い方を確認した後,校舎内外各所の放射線量を各自測定します。

mH25p7.5

続いて,遮蔽実験を行いました。鉛の効果が高いようです。

 

実施状況 (授業風景) mH25p8.1mH25p8.2

最後に,放射線の軌跡を見る実験をしました。宮澤先生手作りの実験器具で,しっかりと観察出来ました。生徒たちは,幻想的な光景に感動していました。

授業について  記 入 者  
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等(日記より)

○ 放射線についての特別授業をうけました。「放射線は日頃どれくらい出ているか」と聞かれて,太陽放射線や大地からの放射線だけだからそんなに浴びないと思っていました。しかし,空気中や食べ物にも含まれていると聞いて驚きました。カリウムも放射線を発していることに驚きました。今も身の回りで数多くの放射線があちらこちらを飛び回っていると考えると,目に見えないだけあって不思議です。

○ 2~4時間目に「やさしい放射線」のことについてやりました。長野県には放射線が少ない方だったので,やはり自然豊かでいいなと思いました。実験では,ペットボトルを入れてある箱が特に高かったです。他の班や先生の測定結果を聞いて,パソコンが1.7以上もあって,パソコンをあまり長い時間やるのはよくないことと,携帯も持っているだけで放射線が出るので怖いなということを思いました。このことを学んでから,被災地の所は放射線量がすごい高いと改めて感じました。

○ 今日は,放射線の実験教室というのがありました。最初,怖い感じがしていました。実験の中では,実際に外へ行って放射線を測ったり,ドライアイスを使って放射線の軌跡を見たりしました。ドライアイスを使っての実験は,本当にすごかったです。短い線と太い線との違いもはっきりと分かりました。放射線は結構身近なものだと分かりました。

2 先生方の感想、要望等

3・11以降,放射線に関する情報が溢れるようになった。しかし,生徒たちをはじめ多くの国民は放射線のことを詳しく知らないために恐怖心ばかりがわき起こっている。そんな時に,この授業は生徒たちに正しい理解を与え,変な恐怖心から偏見,差別などが生まれることを未然に防止して,放射線と向き合いながら復興に力を発揮しようと思える内容であった。

3 その他

やや高度な話もありますが,とても楽しく学べた実験教室でした。