ぬかくどご飯炊き体験、野鳥(アカゲラ)の巣箱づくり

授 業 名 ぬかくどご飯炊き体験、野鳥(アカゲラ)の巣箱づくり
実施学校名 会田中学校
実施学年、学級

参加人数

2学年 32名
担当者 2学年担当職員
実施日(期間) 平成25年11月1日(金)
講師名 NPO法人安曇野ふるさとづくり応援団

あずみの再活の松プロジェクト

実施概要 ・昭和初期に使われていた「ぬかくど釜」を使ってご飯を炊く。

・マツクイムシの学習をし、アカゲラの巣箱を作り設置する。

実施状況 (授業風景) mH25p5.1 mH25p5.2

最初にぬかくど釜の特徴や使い方の話をしていただきました。その後、もみ殻を入れて火をつけ、ご飯を炊き始めました。

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次は、アカゲラの巣箱作りです。なぜ、マツクイムシを減らさなければいけないのか、アカゲラはどのような役目をしてくれるのかを学び、巣箱を作り始めました。アカゲラが入ってくれるように、分からないところは講師の先生に聞きながら班ごと丁寧に作りました。

 

実施状況 (授業風景) mH25p6.1

ぬかくど釜で炊いたご飯が炊きあがりました。みんなでこのご飯で塩おにぎりを作り食べました。釜で炊いたご飯はとても美味しかったと生徒達は喜んでいました。

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その後、作ったアカゲラの巣箱を木に設置しました。これで少しでもマツクイムシの被害が減ることを願って、その瞬間をみんなで見守りました。

授業について  記 入 者  
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

○もみ殻って便利だなと思った。お米を作っている家ではたくさん出てしまって邪魔にいなるものを使うことで、お米を炊くなんて昔の人はすごいなと思った。これを使えばガスや電気を使わなくてもいいので、覚えておこうと思った。

○炊飯器で炊いたご飯より、ホカホカ、フワフワで本当に美味しかった。昔の人たちが電気も使わずにあんなほかほかなご飯を作っていたということがすごいなと思った。

○アカゲラの巣箱を作ってみて、のこぎりで一生懸命切ったり、アカゲラがとまりやすいように溝を作ったり、他の鳥が卵を産まないように底を開けたりと、アカゲラが過ごしやすい巣箱を作ることができました。一生懸命作ることができたので、ぜひアカゲラが私たちが作った巣箱に入ってほしいです。

○今、マツクイムシの被害は松本四賀で急速に広がっているということを知りました。薬をまくにも、処理するにもお金がかかるけれど、アカゲラに幼虫を食べてもらうのは、あまりお金がかからないから良いなと思いました。友達と協力して作った巣箱にアカゲラが来てくれて、幼虫を減らしてくれたらうれしいです。

2 先生方の感想、要望等

炊飯器や薬、便利なものが多く出てきている現代。便利さを追求することはあっても、昔から大事にしている知恵や自然と共に生きる姿勢を学ぶ機会は意外と少ないように感じます。今回は実際に作ったり、食べたりすることで昔からあるものの良さを肌で感じることができたと思います。このような機会は今の子ども達には特に必要なのだと感じました。