木材の活用法

授 業 名 木材の活用法
実施学校名   松本市立源池小学校
実施学年、学級

参加人数

 4学年2クラス 58名
担当者  担任
実施日(期間) 平成23年12月20日(火)
講師名 松本市林業士会  寿さと山くらぶ
実施概要 1  間伐による里山の保全と、間伐材の活用法について話しを聞き、4年生が学年事業の中で、保護者といっしょに竹を使ったキャンドル容器を作製しました。

2作品は22日に松本駅前で行われた、キャンドルナイトまつもとに展示しました。

実施状況 (授業風景) mH23p55.1

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・作業の手順を聞き、「難しそう」「できるかな」と不安そうな顔をしていた子どもたちでしたが、保護者の方たちが竹を切る様子を見て、「僕がやるよ」「わたしやりたい」と夢中になって竹を切っていました。

・竹を切り終えると満足そうな顔をしていました。切ることができた達成感、周りの人たちの支えがあったことへの感謝の気持ちを感じていました。

・飾り付けでは、「この方がいいんじゃない?」「でも、こうしたほうが・・・」と親子で意見交換していました。キャンドル立てが出来上がると親子でハイタッチする姿も見られました。保護者の方から、「親子でこのような作業をする時間をいただき、ありがたく思っております。親子で共通の話題がもてました。」「子どもたちがのこぎりやドリルを使えるほどに成長した姿がとても頼もしく思えました。」と感想をいただきました。

・間伐材である一本の竹からそれぞれのキャンドル立てを作りだすとい

う経験をさせていただけたことが、より竹を身近に感じ、大切に作ろう・飾ろうという姿につながったように思います。

 

授業について 記 入 者 担任
1 授業を通しての子どもたちの反応、感想等

・寿さと山くらぶの方たちの活動に対する思いを知れたこと、キャンドルナイトのイベントに参加できたことで「自然を大切にしよう」という気持ちが更に高まりました。各家庭で小まめに電気を消すよう心がけているようです。

・竹を切るのが難しかったけど、竹を切るのはめったになかったので、とても楽しかったです。

・どういうのができるのかわくわくしながら計画を考えました。でも、竹を切ってあなをあけようとしたら、竹が割れてしまいました。また、新しい設計図を考えればいいと思いました。・・・・自分の思ったよりも上手くいかず、でもすてきな竹ができました。キャンドルをつけると心がいやされます。

・ゆらゆらと動く火をすなおに写すビー玉は本当に落ち着きました。

2 先生方の感想、要望等

・保護者、「寿さと山くらぶ」の方々と一緒の作業ということで、多くの眼で子どもたちを見ることができ、竹を切る作業、ドリルで穴をあける作業など少し高度な作業も安全に行うことができました。

・子どもたちは普段できない体験をすることができ、とても満足している様子でした。また、お家の方々の力強さ、子どもたちの成長した姿を互いに再確認できるよい機会となりました。

・道具や材料を数多く用意していただけたこともあり、一人ひとり充分経験することができありがたかったです。

・角材とはまた違った感覚の「竹」を使っての作業でしたが、作業を通し「竹」の特徴や道具の使い方、支えてもらえることのうれしさなどを体で学んでいました。「キャンドルナイト」というイベントにも参加させていただけたことで、節電ということをさらに意識したように思います。

・思い描いた通りに切ったり空けたりできないこともあったが、一生懸命やすりをかけたり、かざりつけを工夫したりと、自然の竹・自分の竹を大事にしようという気持ちが感じられた。